1次不定方程式 ax + by = c の解き方

1次不定方程式とは、 は整数の定数)の形をした方程式で、整数解 を求める問題です。解が存在する場合、無数に存在するのが特徴です。

解法の基本方針

1次不定方程式を解く手順は次のとおりです。

特殊解を1つ見つける

一般解の公式に当てはめる

条件があれば絞り込む

特殊解の見つけ方

特殊解を見つける方法はいくつかありますが、ユークリッドの互除法を逆にたどる方法が確実です。

の特殊解を求めてみましょう。

まず、ユークリッドの互除法で を求めます。

次に、逆向きにたどって 1 を の式で表します。

を代入すると

よって となり、特殊解 が得られます。

一般解の公式

の特殊解を とすると、一般解は次の式で表されます。

ここで です。

なぜこの公式が成り立つのか

が解なら です。一般解を とすると、 より が必要です。これを満たす整数 が公式の形になります。

の場合

が互いに素なら、一般解は と簡単になります。

具体例

の一般解を求めます。

特殊解 を先ほど求めました。 なので、一般解は

のとき のとき などが解です。

右辺が 1 でない場合

のように右辺が 1 でない場合は、まず の解を求め、両辺を 3 倍します。

の両辺を 3 倍すると

よって特殊解は で、一般解は

となります。