点と直線の距離の公式
点から直線までの距離を求める公式は、図形と方程式の中でも特に重要です。円と直線の位置関係や、三角形の面積計算などで頻繁に使います。
公式
点 から直線 までの距離 は次の式で求められます。
分子は点の座標を直線の式に代入した値の絶対値、分母は と の二乗和の平方根です。
公式の使い方
点 から直線 までの距離を求めてみましょう。
公式に代入すると、
となり、距離は 3 です。
直線の式の形に注意
公式を使うには、直線が の形になっている必要があります。 のような形なら、 と変形してから使いましょう。
絶対値を忘れずに
分子には絶対値がつきます。距離は常に正の値なので、計算結果が負になったら絶対値をとって正にします。
公式の導出
なぜこの公式が成り立つのか、簡単に説明します。
点 から直線 に垂線を下ろし、その足を H とします。直線に垂直なベクトルは の方向を向いています。
点から直線までの距離は、点の位置ベクトルと直線上の任意の点を結ぶベクトルを、法線ベクトル方向に射影した長さに等しくなります。この計算を実行すると、上の公式が導かれます。
原点から直線までの距離
原点 からの距離は、公式がより簡単になります。
、 を代入しただけですが、計算が楽になるので覚えておくと便利です。



