軌跡の求め方
軌跡とは、ある条件を満たす点全体が描く図形のことです。軌跡を方程式で表すことで、その図形がどのような形になるかを知ることができます。
軌跡の基本的な考え方
軌跡を求める手順は次のようになります。
求める軌跡上の点を とおく
与えられた条件を式で表す
と の関係式を導く
逆にその式を満たす点が条件を満たすか確認
例題1:2点から等距離にある点の軌跡
2点 、 から等距離にある点 の軌跡を求めます。
点 の座標を とおくと、 より
両辺を2乗して展開すると、
よって軌跡は直線 です。これは線分 の垂直二等分線になっています。
例題2:定点と定直線から等距離にある点の軌跡
点 と直線 から等距離にある点 の軌跡を求めます。
点 から点 までの距離と、直線 までの距離が等しいので、
両辺を2乗すると、
よって軌跡は放物線 です。
この軌跡の名前
点(焦点)と直線(準線)から等距離にある点の軌跡は放物線と呼ばれます。数学Ⅲの二次曲線で詳しく学びます。
逆の確認
を満たす点が本当に条件を満たすか確認することも大切です。この場合、 の範囲で条件を満たします。
媒介変数を使う方法
点が別のパラメータ で動くとき、 を で表してから を消去する方法もあります。
例えば、直線 と の交点 の軌跡を求める場合、
2式から より です。これを に代入すると となり、軌跡は直線 です。



