指数関数のグラフと性質

指数関数 は、底 の値によってグラフの形が変わります。基本的な性質を理解しておくと、方程式や不等式の問題がスムーズに解けます。

指数関数の定義

のとき、 を底 の指数関数と呼びます。

のときは という定数関数になってしまうので、指数関数からは除外します。

グラフの形

の値によってグラフは2種類に分かれます。

のとき

右上がりのグラフ(単調増加)。 が増えると も増える。

のとき

右下がりのグラフ(単調減少)。 が増えると は減る。

共通する性質

底の値に関係なく、次の性質が成り立ちます。

を通る( より)
軸が漸近線( は 0 に近づくが、0 にはならない)
(常に正の値をとる)
定義域は全実数、値域は正の実数

具体的なグラフ

のグラフを考えます。

が 1 増えるごとに は 2 倍になります。これが指数関数の「爆発的な増加」の原因です。

との関係

なので、 のグラフを 軸に関して対称移動したものです。

対称性

軸に関して対称です。

減衰の様子

が増えると急速に 0 に近づきます。放射性物質の半減期などで使われます。

グラフの平行移動

は、 方向に 方向に 平行移動したグラフです。

は、 を右に 1、上に 3 移動したもので、点 を通り、漸近線は になります。