対数関数のグラフと性質

対数関数 は、指数関数 の逆関数です。「 を何乗したら になるか」を表す関数で、グラフは指数関数と密接な関係があります。

対数関数の定義

のとき、 は「 となる 」を表します。

つまり は同じことを意味しています。

グラフの形

の値によってグラフは2種類に分かれます。

のとき

右上がりのグラフ(単調増加)。 が増えると も増える。

のとき

右下がりのグラフ(単調減少)。 が増えると は減る。

共通する性質

底の値に関係なく、次の性質が成り立ちます。

を通る( より)
軸()が漸近線
定義域は (負の数や 0 の対数は定義されない)
値域は全実数

指数関数との関係

は逆関数の関係にあるので、グラフは直線 に関して対称です。

逆関数とは

の逆関数は、 を入れ替えた関数です。 を入れ替えると 、つまり になります。

対称性の意味

上にあれば、点 上にあります。

具体的なグラフ

のグラフを考えます。

が 2 倍になるごとに は 1 増えます。指数関数の「爆発的増加」と対照的に、対数関数は「ゆるやかな増加」を示します。

増加の速さの比較

が大きくなると、 の増加は非常にゆるやかになります。

ですが、 です。 が 1000 倍になっても は 10 しか増えません。

このため、大きな数を扱うときに対数を使うと便利です(地震のマグニチュード、音のデシベルなど)。

グラフの平行移動

は、 方向に 方向に 平行移動したグラフです。漸近線は に移動します。