プラスの微分係数は増加,マイナスの微分係数は減少を意味します.
ある区間で微分係数がずっとプラスのとき,その関数の値はずっと増加している.これを単調増加といい,そうした関数を単調増加関数といいます.

単調増加関数の微分係数
逆に,ある区間で単調増加する関数は,その区間において微分係数がずっとプラスになります.右肩上がりのグラフをつくる関数の微分係数はプラス.
は
で単調増加するため,この閉区間で微分係数はプラスになります.実際,導関数は
であり,
の微分係数は
,
の微分係数は
です.