an+1=pan+qan のような分数型漸化式は、逆数をとることで解ける場合が多い。
基本パターン
an+1=pan+qan の両辺の逆数をとると、
an+11=anpan+q=p+anq
bn=an1 とおくと、
bn+1=qbn+p
これは bn+1=pbn+q 型の漸化式になる。
例題1
a1=1, an+1=2an+1an を解け。
逆数をとると an+11=2+an1。
bn=an1 とおくと、b1=1, bn+1=bn+2。
これは等差数列で bn=1+2(n−1)=2n−1。
よって an=2n−11。
例題2
a1=1, an+1=3an+2an を解け。
逆数をとると an+11=3+an2。
bn=an1 とおくと、b1=1, bn+1=2bn+3。
特性方程式 x=2x+3 より x=−3。
bn+1+3=2(bn+3) なので、{bn+3} は初項 4、公比 2 の等比数列。
bn+3=4⋅2n−1=2n+1 より bn=2n+1−3。
よって an=2n+1−31。
一般形
an+1=γan+δαan+β も同様に、適切な置換で線形漸化式に帰着できる場合がある。