群数列は区切りの位置さえ押さえれば解ける
数列を区切って、いくつかの組に分けたものを群数列といいます。
第 群に 個ずつ入る形が代表的です。もとの並びは自然数のままなのに、区切りを入れた瞬間に別の問題になります。
解く鍵はいつも同じで、区切りの位置を数で押さえることです。区切りさえ分かれば、あとは等差数列や等比数列の計算に落ちます。
三角形に並べて見る
群を縦に積むと、三角形になります。第 群が 行目です。
各行の左端が、その群の最初の項です。行の長さが 1 ずつ伸びるので、第 群までの項数の合計は三角数になります[1]。
解く手順
群数列の問題は、次の順で押さえると迷いません。
3 番目までが準備で、4 番目が本番です。準備を飛ばして群の中に入ろうとすると、必ず途中で分からなくなります。
例題 1:第 n 群の最初の項
で、第 群の最初の項を求めます。
第 群から第 群までの項数は 個です。数列が自然数そのものなので、最初の項はその次の数になります。
で確かめます。 となり、第 4 群が で始まることと合います。
例題 2:ある数の居場所
同じ群数列で、 は第何群の何番目かを求めます。
第 群の最後の項は です。これが 以上になる最小の を探します。
なので、 は第 群にあります。第 群の最初は です。
第 群の 番目。最後に を足すのを忘れると、 つずれます。
例題 3:奇数の群数列
奇数を と分け、第 群の和を求めます。
第 群の最初は、 番目の奇数です。 番目の奇数は なので、
第 群は、初項 、公差 、項数 の等差数列になります。
和が立方数になりました。 と並びます。

例題 4:項数が 2 倍ずつ増える群
のように、第 群に 個入る場合を考えます。
第 群までの項数は、等比数列の和です。
自然数の列なので、第 群の最初の項は です。第 群なら から始まります。
区切りの数え方が三角数から等比数列の和に変わるだけで、手順そのものは同じです。
例題 5:分数の群数列
次の並びで、 が第何項かを求めます。
第 群は分母が で、分子が から まで動きます。よって は第 群の 番目です。
第 群までの項数は 個。
第 項と分かりました。群の番号と群の中の位置さえ出せば、通し番号はすぐ計算できます。
例題 6:群の和の合計
例題 3 の奇数の群数列で、第 群から第 群までの和をすべて足します。
各群の和が なので、求めるのは立方数の和です。
なら で、公式の と一致します。
群ごとの和を求めておくと、その先の合計にも の公式がそのまま使えます[2]。
練習問題
の群数列で、第 群の最初の項はどれですか。
奇数の群数列 で、第 群の和はいくつですか。
第 群の和は の 3 乗なので、 です。実際に第 5 群は で、足すと になります。














第 9 群までの項数は 29⋅10=45 個です。次の数から第 10 群が始まるので 46 になります。