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4 次式でも 2 つの 2 次式に分かれる〜平方の差に持ちこむ因数分解

に を当てると になります。判別式は で、これ以上分かれません。

置きかえが当たらないので、別の道を通ります。 なら です。 を足して引きます。

2 乗の差の形になりました。 が 、 が です。

展開して確かめます。 で、もとの式に戻りました。

足りない分を足して、同じだけ引く

の が なら、そのまま です。 でなければ、 にするために足りない分を足します。

足したぶんは引いておきます。式の値を変えずに、形だけを平方に近づける手です。

引いた項が の平方数倍になっていれば、2 乗の差が当たります。

定数項の平方根をとって (x2 + p)2 の形を作る

足りない x2 の項を足して、同じだけ引く

引いた項が平方になっているか見る

2 乗の差として分ける

真ん中の行で と が並びます。合わせると で、もとの式と同じ値です。

例:

の項がありません。 の場合です。定数項 の平方根は なので、 を作ります。

なので、 が余分です。足して引きます。

並べ直して です。どちらのかっこも判別式が で、これ以上分かれません。

は 2 項しかないのに、実数の範囲で 2 つの 2 次式に分かれます。和の形だから分かれない、とはかぎりません。

例:

定数項の平方根は です。 なので、 を引きます。

が平方数なので になりました。ここが平方数でなければ、この手は当たりません。

例:

文字が 2 つでも同じです。定数項にあたるのが 。

の平方根が です。 と の次数が 2 ずつそろっているので、きれいに分かれます。

引くほうの平方も試す

では、 を作ると を引くことになります。 は平方数ではありません。

のほうを試します。

です。定数項の平方根には と の 2 通りがあるので、両方を試します。

定数項が のとき、作れる平方は と の 2 通りです。

片方で平方数にならなくても、もう片方で当たることがある。

置きかえが当たるかを先に見る

平方の差に持ちこむ前に、 の置きかえを試します。当たればそちらのほうが速い。

なら です。判別式が で平方数なので分かれます。

は の判別式が負でした。そういうときに、平方の差へ回します。

と置く

の判別式が平方数なら当たる。2 つのかっこはどちらも の項をもたない

平方の差に持ちこむ

で分かれない式に使う。 の項をもつ 2 つのかっこに分かれる

分かれ方が違います。置きかえで分けると のように の 1 次の項が現れません。

平方の差で分けると のように、 の項が符号ちがいで並びます。

よくある誤り

足したまま引き忘れると、別の式になります。

を足すだけで、引くのを忘れる。
引いた項が平方数でないのに、無理に 2 乗の差として分ける。
のほうを試さずに、当たらないと決める。
分けたあとのかっこを、さらに分けようとして止まらない。
は和の形だから分かれない、と決めてしまう。

4 番目は判別式で確かめます。 の判別式は で、実数の範囲ではここが終点です。

を因数分解するとどれになりますか。

__RESULT__

定数項 の平方根は で、。余分な を引くと になります。

で の置きかえが当たらないのはなぜですか。

  • の判別式が負だから
  • が にならないから
  • 定数項が だから
__RESULT__

で負なので、 の 2 次式は実数の範囲で分かれません。そこで平方の差に持ちこみます。

で当たらなくても、そこで終わりではありません。定数項の平方根から を作り、余った項が平方になるかを見ます。

$x^4 + x^2 + 1$ に $A = x^2$ を当てても、判別式が $-3$ で分かれません。そこで $x^2$ を足して引き、$(x^2+1)^2 - x^2$ という平方の差にします。$x^4 + 4$ も $(x^2+2)^2 - (2x)^2$ から 2 つの 2 次式へ。定数項の平方根には $+c$ と $-c$ の 2 通りがあること、置きかえで分けたときとかっこの形が変わることまで扱いました。