交代式は必ず差の積を因数にもつ……対称式との違いはどこか
を分けます。展開すると 6 項になり、共通因数もありません。
に を入れてみます。 となり、前の 2 項が打ち消し合って です。
で になる式は で割り切れます。同じように でも でも になる。
、、 を入れると、左辺は 。右辺は で一致します。
2 文字を入れかえると符号が変わる
この式の と を入れかえます。 です。
もとの式と見比べると、かっこの中がすべて反対になっています。全体では 倍。
入れかえで符号が変わる式を交代式といいます。入れかえても変わらない式が対称式です。
、、。入れかえても同じ式に戻る
、、。入れかえると全体が 倍になる
で になる
交代式では、 と を入れかえると全体が 倍になります。ここで とすると、入れかえても式は変わりません。
同じ式が 倍に等しいので、。これを満たすのは だけです。
を入れると になる式は、 で割り切れます。だから交代式には必ず が現れる。
文字が 3 つあれば、、、 の 3 つとも因数になります。
2 文字を入れかえて符号が変わるか見る
変われば交代式
差の積を因数として書き出す
次数を数えて残りを決める
次数で残りが決まる
冒頭の式は 3 次でした。 も 3 次です。次数が同じなので、残るのは定数だけ。
その定数を決めるには、適当な数を入れて比べます。、、 なら左辺が 、 が 。
商は です。答えは になります。
例:4 次の交代式
は 4 次です。差の積は 3 次なので、残りは 1 次。
3 文字について対称な 1 次式は の定数倍しかありません。交代式を交代式で割ると、商は対称式になるためです。
、、 を入れます。左辺は 、右辺は 。
です。
交代式は、差の積と対称式の積の形に書けます。
交代式を交代式で割ると符号の変化が打ち消し合い、商は対称式になる。
例:2 文字の交代式
で と を入れかえると で、符号が反対です。交代式なので が因数になります。
残った は対称式です。入れかえても同じ式に戻ります。
なら 。後ろのかっこも対称式になっています。
差の並べ方をそろえる
は、文字が と順に回る形です。この並びに統一しておくと、符号のとりちがえが減ります。
と書くと、最後だけ向きが反対です。 なので、全体の符号が変わります。
答えを書くときは、回る並びにそろえてから前の符号を決めます。
対称式のほうは差の積をもたない
は対称式です。どの 2 文字を入れかえても同じ式に戻ります。
を入れると で、 にはなりません。 で割り切れないということです。
対称式だから差の積をもたない、と決まるわけではありません。 になるかどうかで判断します。
よくある誤り
符号の決め方でつまずく形が多い。
4 番目は前の符号が決まりません。、、 のように、計算しやすい値を選んで比べます。
と を入れかえると符号が変わる式は、どの因数を必ずもちますか。
の因数分解はどれですか。
、、 で左辺は 、 は です。商が なので前に符号がつきます。
入れかえて符号が変わるかを先に見ます。変われば差の積が因数だと分かり、あとは次数と代入で残りを決めるだけです。










x=y を入れると P=−P となり、P=0 です。x=y で 0 になる式は x−y で割り切れます。