根号つきの係数の二次方程式〜ルートは最後まで残してよい
の係数に が入っています。小数に直さず、そのまま解の公式へ入れます。
の係数が と偶数の形なので、 として を使う。
と 2 乗が外れたところで、根号の中身がただの整数になりました。
係数が無理数でも公式は変わらない
解の公式は 、、 が実数であれば通ります。整数でなくてもよい。
を解きます。、、 です。
が になり、 は整数です。
と の 2 つになります。
分母の根号は最後に外す
です。分子と分母に をかけると分母が整数になります。
もう一方は 。答えは です。
をもとの式に入れると になります。
係数に根号があっても、そのまま公式へ入れる
2 乗で根号が外れる箇所を先に計算する
分母に根号が残ったら有理化する
例: の係数だけに根号がある
では、 です。
分母が なので有理化はいりません。根号を 2 つ含んだまま、これが答えです。
小数にすると と ですが、そう書くと正確な値ではなくなる。根号のまま残します。
判別式の符号が見えないとき
の判別式は です。この符号は、見ただけでは決まりません。
と を比べます。どちらも正なので、2 乗して比べれば大小が決まる。
だから となり、。異なる 2 つの実数解をもちます。

近い 2 数は、2 乗して整数どうしにすると差がはっきりします。どちらも正のときにだけ使える比べ方です。
例:実数解をもたない形
では になります。
負なので実数解なし。係数に根号があっても、判別式の読み方は変わりません。
| 、解は | |
| 、解は と | |
| 、解は | |
| 、実数解なし |
例:判別式に二重根号が現れる
を解きます。判別式を計算する。
根号の中に根号が入った形です。 はほどけます。
足して 、かけて になる 2 数は と 。大きいほうから小さいほうを引く形で になります。
をとると 、 をとると 。解は と でした。
二重根号のほどき方
の形にそろえてから、足して 、かけて になる 2 数をさがします。
根号の前が でないときは、 のように と直してから当てます。
2 数が整数にならなければ、二重根号はほどけません。その場合はそのままの形で答えます。
有理数の係数とは決まりが違う
有理数だけを係数にもつ二次方程式では、無理数の解は必ず対で現れます。 の解は と 。
係数に根号が混ざると、この決まりは消えます。冒頭の の解は と で、対になっているのは の符号のほうです。
無理数の解は と の対になる
対の決まりは働かない。 と のように、形の違う 2 つが並ぶ
の 2 解の積は で、定数項と一致しています。
係数が無理数でも、解と係数の関係そのものは成り立つ。
例:全部の項に同じ根号がある
では、3 つの係数すべてに が入っています。
両辺を で割ると、まるごと消える。
から です。公式に入れる前に、共通の因数がないかを見ておきます。
割ってよいのは だからです。 で割ると解が増えたり減ったりします。
例:因数分解で解ける形
を、まず公式で解きます。
は、和が 、積が の と から です。
なら 、 なら 。
この式は と因数分解できます。展開すると となり、もとの式に戻る。
係数に根号があっても、たすきがけは同じように働きます。 と 、 と の組み合わせ。
判別式に二重根号が現れることがある。ほどければ答えは整った形になる
根号を含む数どうしの積を見る。当たれば計算は速いが、当たらないこともある
よくある誤り
を のまま残す形が多い。2 乗すると根号は外れます。
を偶数と見ずに、 のまま と計算しても答えは同じです。 になる。
3 番目は で起きます。 と は同じ種類の数ではないため、そのままの形で置いておきます。
の解はどれですか。
をほどくとどれになりますか。
- ほどけない
と直すと、和が 、積が の 2 数をさがす形になります。 と が当たるので です。
係数の根号は、2 乗される場所で外れるか、最後まで残るかのどちらかです。小数に直すと正確さが落ちるだけなので、根号のまま計算を進めます。










b′=−5 として b′2−ac=5−3=2 です。x=5±2 になります。3 番目は 2 を約分し忘れた形。