解を指定した区間に収めたい!二次方程式の解の配置の基本
の 2 つの解が、どちらも より大きくなる をさがします。解そのものは を含む根号の形になり、大小を比べるのが重いところです。
のグラフで考えます。下に開いていない放物線が、 より右で 軸を 2 回切る形。
そのためには 3 つがそろえばよい。 軸と交わること、軸が より右にあること、 が正であること。
判別式だけでは足りません。 軸を 2 回切っていても、その 2 点が より左にあるかもしれない。
軸だけでも足りません。軸が右にあっても、放物線が をまたいでいれば解の 1 つが左に落ちます。
3 つの条件
で、2 解がともに より大きくなる条件は次の 3 つです。
3 つ目が「境界の外にいる」ことを表しています。 が正なら、 は 2 解の外側。
のときは、 に向きが変わります。 の符号で不等号がひっくり返る。
判別式で解があることを確かめる
軸の位置で左右を決める
f(k) の符号で境界の外にあることを見る
例:2 解がともに より大きい
に、3 つの条件をあてます。 です。
判別式は 。
または です。
軸は なので、。
で、 から 。
3 つを数直線で重ねると、 が残ります。
のとき で、解は と です。 は「 より大きい」を満たさないため、 は入りません。
では重解 になります。「2 つの解」が重なった場合を認めるかどうかは、問題文の書き方で決まる。
「異なる 2 つの解」なら 、「2 つの解」なら で重解も含めます。
問題文の「異なる」の 3 文字で、範囲の端が入るか入らないかが変わる。
例:2 解がともに負
の 2 解がともに負になる を求めます。向きが左になるだけで、手順は同じ。
判別式は から または 。
軸は で、 から 。
から 。
3 つを重ねると です。 のとき で、重解 になります。
例:解が正と負に 1 つずつ
が正の解と負の解を 1 つずつもつ をさがします。
このときは だけで足ります。 が負なら、放物線は 軸より下を通り、左右に 1 回ずつ切るしかない。
です。判別式も軸も調べていません。
の時点で 軸を 2 回切っているため、判別式は自動的に正になります。軸の位置も問われない。
判別式、軸、 の符号の 3 つがいる
の符号だけでよい。ほかの 2 つは自動的に満たされる
例:区間の中に 2 解がある
の 2 解が、どちらも と のあいだにある を求めます。境界が 2 つに増えます。
判別式は前と同じで または 。
軸は 。
から 。
から 。
なので、重ねると です。
区間の両端で が正、軸が区間の中、判別式が 以上。条件は 4 つになります。
| 求める配置 | 条件 |
|---|---|
| 2 解とも より大 | 、軸 、 |
| 2 解とも より小 | 、軸 、 |
| をはさむ | |
| と の間に 2 解 | 、 軸 、、 |
表は の場合です。 なら の符号の条件がすべて反対になります。
よくある誤り
判別式を落とす形と、軸を落とす形が多い。どちらか 1 つでも欠けると、範囲が広くなります。
3 番目を落とすと、2 解がともに より小さい場合まで混ざります。 は、 が 2 解の外側だと言っているだけで、左右までは決めていません。
の 2 解がともに正になるには、軸の条件はどれですか。
- だけでよい
が正の解と負の解を 1 つずつもつ の範囲はどれですか。
- かつ
だけで決まります。 が負なら放物線は 軸より下を通るため、判別式も軸も調べる必要がありません。
解を根号のまま比べようとすると計算が重くなります。グラフの形を、判別式と軸と端の値の 3 つに置きかえる。境界をはさむ場合だけは、端の値 1 つで決まります。










軸は x=m なので、m>0 が軸の条件です。これに 4D=m2−3m≥0 と f(0)=3m>0 を重ねます。