4 次式でも置き換えれば二次方程式になる(複二次式の解き方)
には の 4 乗と 2 乗しかありません。 だから、 と置くと二次方程式に変わります。
から です。 で止めずに へ戻します。
から 、 から 。答えは 4 つ。

の解は 2 つ、 の解は 4 つです。正の 1 つにつき が 2 つ対応しています。
置き換えると範囲もついてくる
には という制限があります。この制限は、 の方程式を解いたあとに効きます。
を見ます。 から 、。
は という意味です。2 乗して負になる実数はないため、こちらから は現れません。
だけが残り、 の 2 つが答えになります。
t = x2 と置く
t の二次方程式を解く
t が 0 以上かどうかを見る
x2 = t を解いて x に戻す
の符号で の個数が決まる
正の からは が 2 個、 からは の 1 個、負の からは 1 個も現れません。
| の解 | の個数 | 式の例 |
|---|---|---|
| 正が 2 つ | 4 個 | |
| 正が 1 つと負が 1 つ | 2 個 | |
| 正の重解 | 2 個 | |
| 正が 1 つと 0 | 3 個 | |
| 負だけ | 0 個 |
は で です。 の 3 個になります。
の方程式が実数解をもたない場合も 個です。 の 判別式は 。
例: が重解になる
は となり、 の 1 つだけ。
から で、 の解は 2 個です。もとの式は なので、 も も 2 重の解になっています。
が重解だからといって、 が 1 個になるわけではありません。 の重解が正なら は 2 個。
例:因数分解でも解ける
は、置き換えずに直接 2 つのかっこへ分けられます。
の因数分解 が、そのまま の因数分解になっている。置き換えると、この分け方が見つけやすくなります。
例:同じ式が 2 か所に現れるとき
では、 が 2 か所に現れます。ここを と置く。
から です。今度の には 以上という制限がありません。
なら で 。 なら で の重解。
答えは の 3 個になります。
置き換えた文字の動ける範囲は、置き換えた式が何であるかで決まります。
なら 、 なら 。
の範囲は です。 は端にあたるため、 が 1 個しか対応しません。
例:係数が左右対称のとき
の係数は と、前から読んでも後ろから読んでも同じ形です。
は解ではないため、両辺を で割れます。
と にまとめる。
と置くと、 だから です。
になります。 から 、両辺に をかけて 、。
からは で です。
4 乗と 2 乗しかない式に使う。 の制限がつく
係数が左右対称な式に使う。 で割ってから当てる
補足: を分ける
は となり、 の段階で実数解がありません。実数解は 個です。
ただし という式そのものは、実数の範囲で 2 つに分かれます。 を足して引く。
どちらのかっこも判別式が で負です。実数解がないことが、こちらからも読めます。
例: が無理数になる
では、 から です。
なので、 も正。 が 2 つとも正だから、 は 4 個あります。
二重根号がほどけます。 と分母を にそろえる。
分子は和が 、積が の と から です。
同じように 。4 つの解が根号だけで書けました。
例:解が 4 個になる係数を決める
が実数解を 4 個もつような をさがします。
が、異なる正の解を 2 つもてばよい。3 つの条件がそろいます。
から または 、 から 。両方を満たすのは です。
で確かめます。 の解は と で、どちらも正。 の 4 個になります。
よくある誤り
の答えを の答えとして書いてしまう形が、最も多く見られます。
4 番目は置き換えた式で決まります。 は まで下がるので、負の も使えます。
の実数解は何個ですか。
- 4 個
- 2 個
- 3 個
の実数解はどれですか。
から で です。 は にあたり、実数の が対応しません。残るのは 。
を求めたところで手を止めない。 の解を に戻し、負のものを落として初めて答えになります。










t2−13t+36=0 から (t−4)(t−9)=0 で t=4, 9 です。どちらも正なので、x=±2, ±3 の 4 個になります。