ラトビアの議会選挙でクルベルグス首相の統一リストが第一党に
2026年10月4日 10:10
ラトビアで 3 日に行われた議会(定数 100)の選挙は、現地時間 4 日未明の暫定集計でアンドリス・クルベルグス首相が率いる統一リストが得票率 36.4% で首位に立ち、39 議席を得る勢いとなっている [1]。中央選挙管理委員会の集計は現地時間午前 3 時 47 分(日本時間午前 9 時 47 分)の時点で、全国 1059 か所の投票所のうち 812 か所の開票を反映したもので、2 位のラトビア・ファーストは 13.1%、3 位の「主権の力・青年ラトビア人連合」は 10.5% だった [1]。
ほかに議席を得るのに必要な 5% を超えたのは、国民連合の 9.6%、進歩派の 6.4%、新統一党の 6.0%、緑の農民連合の 5.3% で、暫定の議席は国民連合が 10、進歩派が 9、新統一党が 7、緑の農民連合が 6 となる [1]。ロシア語系住民を支持基盤とする「安定のために!」は 2.0% にとどまり、議席を失う見通しだ [1][4]。
統一リストは 2022 年の前回選挙では 11.1% で 15 議席にとどまっていた [4]。前回 19.2% を得て 26 議席の第一党になった新統一党は議席を大きく減らし、前回は議席がなかった「主権の力・青年ラトビア人連合」が 14 議席を得る勢いとなるなど、議会の顔ぶれは大きく変わりそうだ [1][4]。
クルベルグス氏は実業家の出身で、2022 年に統一リストの名簿から議会に入った [5]。2026 年 5 月 14 日にエビカ・シリニャ前首相が辞任したあと、エドガルス・リンケービッチ大統領から組閣を託され、統一リスト、新統一党、国民連合、緑の農民連合の 4 党で連立を組んで、5 月 28 日に議会で 66 票の信任を得た [5]。公共放送 LSM は、大統領がクルベルグス氏に再び組閣を求めるのはほぼ確実だとし、新しい政権も今の 4 党になる可能性があると伝えており、暫定の議席では 4 党で 62 議席になる [1][2]。
投票率は 51.6% で、2018 年の 54.6% を下回り、議会選挙として過去最低となった [3]。5 日間あった期日前投票には有権者の 11% 余りが足を運び、2022 年の 59% を上回るとの期待もあったが、投票日の出足は振るわなかった [3]。
中央選挙管理委員会のマーリス・ズビエドリス委員長は 4 日朝の会見で、期日前に投票したあとで投票先を変えた人が 650 人を超え、重複した票を電子の有権者名簿とも照らして無効にする作業に手間取ったため、開票の始まりが予定より 2 時間以上遅れたと説明した [2]。議会の 100 議席は五つの選挙区に割り振られ、全国で 5% 以上を得た名簿のあいだでサン・ラグ方式によって配分される [4]。
参考文献
- [1]ラトビア中央選挙管理委員会(15. Saeimas vēlēšanu rezultāti - CVK - Centrālā vēlēšanu komisija)
- [2]LSM(United List holds dominant position as votes continue to be counted)
- [3]LSM(Voter turnout looks like a new low in Latvian parliamentary history)
- [4]Wikipedia(2026 Latvian parliamentary election)
- [5]Wikipedia(Andris Kulbergs)