関文科相、内規で禁じられた議員会館での政治資金パーティー開催を陳謝
2026年10月13日 14:44
関芳弘文部科学相は 13 日の閣議後の記者会見で、2020 年と 2024 年に、衆院の内規で禁じられている衆院議員会館の中で自身の政治資金パーティーを開いていたとして、「今後このようなことがないよう猛省し、十分に注意していく」と陳謝した [1][2][3]。会館の内規は許可を受けない商行為を禁じており、関氏は今月 9 日に衆院事務局へ問い合わせて、開いてはならないとの説明を受けたという [2][3]。
会見で関氏は「勉強不足だった」と述べ、パーティーが商行為にあたるとは考えていなかったと釈明した [1]。
パーティーは商行為とは違うものと個人的に判断してしまった。衆議院事務局から行ってはならないと説明を受けた。
神戸新聞(関文科相が内規で禁止の議員会館内パーティーを開催 兵庫 3 区選出 経費かからず高い利益率)
関氏が代表を務める自民党兵庫県第 3 選挙区支部の政治資金収支報告書によると、2020 年 12 月 8 日に会館内の会議室で政経セミナー「関芳弘を励ます会」を開き、244 万円の収入を計上した一方、支出は 4 万 6424 円だった [1][2]。2024 年 6 月 13 日には会館内の自室で「関芳弘政経バイオフォーラム」を開いており、81 万円の収入に対して関連の支出は 8 万 1957 円にとどまる [1]。2 回を合わせると、収入の計 325 万円に対し、支出は計 13 万円ほどである [1]。
会場代のかからない会館では利益率が高くなるため、会見では、得た資金は寄付にあたるのではないかとの質問も出た [1]。関氏は寄付にはあたらないとの認識を示し、「資金は法律にのっとり政治活動に使っていく」と話している [1]。
住友銀行の行員から政界に転じた関氏は、2005 年に兵庫 3 区で初めて当選し、環境副大臣や経済産業副大臣を務めたのち、2024 年の自民党総裁選では高市早苗氏の推薦人に名を連ね、9 月 17 日の内閣改造で文部科学相として初めて入閣した [4]。
旧安倍派の裏金事件は、派閥のパーティー券の販売ノルマを超えた分が議員に還流された問題で、関氏も 2018 年から 2022 年までの 5 年間に計 836 万円を収支報告書に記載していなかったことが分かり、2024 年 4 月に党から戒告の処分を受けた [4]。東京地検特捜部は同じ年の 12 月に関氏を起訴猶予としている [4]。
神戸新聞によると、関氏は 9 月の内閣改造で、簗和生農林水産相とともに、裏金事件に関係した議員として初めて閣僚に起用されていた [1]。その簗氏も同じ 13 日の衆院予算委員会で、衆院選の際に出陣式の会場まで支援者を無料のシャトルバスで送迎していたことを認めている [5]。
参考文献
- [1]神戸新聞(関文科相が内規で禁止の議員会館内パーティーを開催 兵庫 3 区選出 経費かからず高い利益率)
- [2]47NEWS(文科相、議員会館でパーティー 衆院の内規で禁止、会見で陳謝)
- [3]産経ニュース(議員会館で政治資金パーティー開催 文科相陳謝「猛省し、十分注意していく」)
- [4]ウィキペディア(関芳弘)
- [5]熊本日日新聞(簗農相、無料バス送迎を認める 「人道上の観点」と違法性否定)