ブラジル大統領選はフラビオ・ボルソナロ氏が首位、ルラ氏との決選投票へ
2026年10月5日 09:21
10 月 4 日に投票があったブラジル大統領選の第 1 回投票で、右派のフラビオ・ボルソナロ上院議員が首位に立ち、左派の現職ルラ大統領とともに有効票の過半数に届かなかったため、2 人は 10 月 25 日の決選投票に進む [1][2][3]。ほぼすべての票を数え終えた段階で、フラビオ氏の得票率は 47.24%、ルラ氏は 44.91% となっている [2]。
開票率が 65% 前後の時点ではフラビオ氏が 49.8%、ルラ氏が 42.25% で、フラビオ氏が過半数に迫っていたが、開票が進むにつれて差は縮まり、99% の時点ではフラビオ氏が 47.21% で約 5570 万票、ルラ氏が 44.9% で約 5300 万票となった [1][3]。
45 歳のフラビオ氏は、2022 年の大統領選に敗れたあとクーデターを企てたとして禁錮 27 年の刑を受け、自宅で服役している父のジャイル・ボルソナロ前大統領から、2025 年 12 月に後継に指名された [3][4]。トランプ米大統領をたびたび称え、米国が主導する麻薬カルテル対策の連合に加わると公約する一方、連邦警察の捜査を受けており、選挙戦の最中には、父の伝記映画の資金として、汚職の疑いをかけられた元銀行家に 2680 万ドルを求める音声が明るみに出ている [3][4]。投票日の朝にはリオデジャネイロで、ほかの右派候補を支持する人々に「抗議の票」として自分に投じるよう呼びかけ、第 1 回投票で勝つのに「十分であってほしい」と語っていた [3]。
現職のルラ氏は 80 歳で連続ではない 4 期目をめざしており、トランプ氏がフラビオ氏を勝たせようとブラジルの選挙に干渉していると非難している [3]。政治家として歩み始めたサンパウロ州サンベルナルドドカンポで 4 日朝に投票した際には、「人々は民主主義を強めるか、野蛮かを選ばなければならない」と述べ、どちらが勝ってもおかしくないとする前日の世論調査には「大事な調査はきょう行われる」と取り合わなかった [3]。
4 日には大統領のほか、27 の州知事と州議会の議員、連邦下院の全 513 議席、上院 81 議席のうち 54 議席を選ぶ選挙も行われた [3]。ブラジルは、中南米で右派や極右の勝利が続き、米国がマドゥロ大統領を拘束してベネズエラを支配下に置いたあとも、左派が政権を握る数少ない国の一つだ [3]。アルゼンチンのミレイ大統領は結果を受けて SNS に投稿し、フラビオ氏を祝福している [2]。
自由がブラジルで前進している。親愛なる友フラビオ・ボルソナロ氏、共産主義者のルラに対するこの歴史的な選挙に祝意を表する。米州大陸は、自由に生きたいと願う市民のものだ。アルゼンチンとブラジルが通商でも文化でも政治でも大きなパートナーであり続けるよう、近く共に働き始められることを望む。
CNN Brasil(Milei parabeniza Flavio após definição de 2º turno com Lula no Brasil)
参考文献
- [1]CNN Brasil(Flávio Bolsonaro e Lula disputarão 2º turno da eleição presidencial)
- [2]CNN Brasil(Milei parabeniza Flavio após definição de 2º turno com Lula no Brasil)
- [3]The Guardian(Polls close in first round of Brazil’s high-stakes presidential election)
- [4]g1(Filho de Bolsonaro e investigado pela PF, Flávio chega ao segundo turno com o objetivo de retomar o legado da família)