共役複素数を利用した計算テクニック

共役複素数の性質を使うと、計算が簡潔になる場面が多い。主なテクニックを紹介する。

実部・虚部の取り出し

に対して、

例題1

の実部と虚部を共役を使って求めよ。

絶対値の2乗

を使うと、平方根を避けられる。

例題2

のとき、 が実数であることを示せ。

より

よって となり、これは実数。

例題3

のとき、 が純虚数または0であることを示せ。

とおく。 が純虚数または0であることは と同値。

より なので、

よって が成立。

共役の積への分配

を使った計算。

例題4

を求めよ。