複素数の相等条件「a+bi=c+di⇔a=c かつ b=d」を使い、未知数を求める問題のパターンを見ていく。
例題1
実数 x,y が (2+3i)x+(1−i)y=7+i を満たすとき、x,y を求めよ。
左辺を整理すると、
(2x+y)+(3x−y)i=7+i
相等条件より、
2x+y=7,3x−y=1
連立方程式を解いて x=58, y=519。
例題2
(1+2i)z=3−4i を満たす z を求めよ。
z=x+yi(x,y は実数)とおくと、
(1+2i)(x+yi)=(x−2y)+(2x+y)i=3−4i
相等条件より x−2y=3, 2x+y=−4。解くと x=−1, y=−2。
よって z=−1−2i。
別解として、z=1+2i3−4i を直接計算してもよい。
例題3
z+zˉ=4, zzˉ=5 を満たす z を求めよ。
z=x+yi とおくと、z+zˉ=2x=4 より x=2。
zzˉ=x2+y2=5 より y2=1、つまり y=±1。
よって z=2+i または z=2−i。
例題4
z2=3+4i を満たす z を求めよ。
z=x+yi とおくと、z2=(x2−y2)+2xyi=3+4i。
相等条件より x2−y2=3, 2xy=4。xy=2 より y=2/x を代入して整理すると、x4−3x2−4=0。
(x2−4)(x2+1)=0 より x2=4(実数条件より)。x=2 なら y=1、x=−2 なら y=−1。
よって z=2+i または z=−2−i。