ド・モアブルの定理
ド・モアブルの定理は、複素数の累乗を計算するための基本公式である。
を整数とするとき、
が成り立つ。これがド・モアブルの定理である。
証明の概略
が正の整数のとき、積の偏角が加法的であることから、
が数学的帰納法で示せる。 のときは両辺とも で成立。 が負の整数のときは、 を用いる。
一般の複素数への適用
の 乗は、
となる。絶対値は 乗され、偏角は 倍される。
計算例
を求める。まず極形式に直すと、
ド・モアブルの定理より、
三角関数の公式への応用
ド・モアブルの定理と二項展開を組み合わせると、 や を 、 の多項式で表す公式が導ける。