数学講師
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© Rollpie
複素数 z=a+bi に対して、虚部の符号を反転させた zˉ=a−bi を z の共役複素数という。zˉ は z∗ や z∗ とも書かれる。
共役複素数には次の性質がある。
特に zzˉ=∣z∣2 という関係は、除法や絶対値の計算で頻繁に用いられる。
共役をとる操作は、四則演算と交換できる。
z1+z2=z1ˉ+z2ˉ
z1−z2=z1ˉ−z2ˉ
z1z2=z1ˉ⋅z2ˉ
(z2z1)=z2ˉz1ˉ
これらの性質から、zn=zˉn も成り立つ。
複素数平面において、z と zˉ は実軸に関して対称な位置にある。z=a+bi が点 (a,b) に対応するとき、zˉ=a−bi は点 (a,−b) に対応する。