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二重根号が外せるかどうかは足して a 掛けて b の組で決まる

は になります。 は、どう変形しても二重根号のままです。

外せるものと外せないものがあります。見分けるのに試行錯誤は要りません。中の 2 つの数から、計算 1 回で決まります[1]。

外し方のもとになる式

を 2 乗します。

右辺が二重根号の中の形になっています。 が外側の数、 が根号の中の数。

だから を外すには、足して 、掛けて になる 2 数を探せばよい。

と は、和が で積が の 2 数。 次方程式 の解にあたります。

例:足して 5、掛けて 6

を外します。和が 、積が の組は と 。

2 乗して確かめると で、もとに戻りました。

例:内側の係数が 2 でないとき

では係数が です。 と直せば、係数が になります。

和が 、積が の組は と 。差の形なので大きいほうから引きます。

ではありません。左辺は 以上なので、正になるほうを選びます。

例:9 と 4 のルート 5

です。 に直します。

和が 、積が の組は と 。よって です。

。合っています。

外せる条件

と は の解です。これが有理数の解を持つかどうかが分かれ目になります。

判別式は 。これが平方数なら有理数の解が出て、外せます[1]。

が負なら実数の解すらありません。平方数でない正の数なら、 と に根号が残って二重根号のままです。

canvas: 式は呼び出しにそのまま書いてください。この引数は焼けません -> drawMath(… jdgOne[0] …)

例:外せない二重根号

を調べます。 なので 、。

で、平方数ではありません。だから外せない。

なら で負。こちらも外せません。

外せない二重根号は、誤りではなく最終形です。

はこれ以上簡単になりません。答案にはそのまま書いてよい。

例:内側の係数を 2 に作る

では係数が です。 にするために、分母と分子に を用意します。

内側は和が 、積が で と 。 です。

2 乗すると で、もとに戻りました。

符号の決め方

差の形では、どちらが前に来るかを間違えやすい。左辺は 以上なので、大きいほうから引きます。

は で正。 では負になり、合いません。

数値で見れば一目です。。

二重根号 と
、
、
、

を外した形はどれですか。

  • 外せない
__RESULT__

和が 、積が の組は と です。 で戻ります。判別式は で平方数。

まちがえやすい点

内側の係数が でないまま、和と積を探す。まず の形に直します。
差の形で小さいほうを前に置く。左辺が 以上になるようにします。
が分数になる場合を整数だと思い込む。 です。
外せないものを無理に外そうとする。判別式で先に確かめます。
を と書く。まったく別の数です。
係数を にするとき、外側の を忘れる。分母に残ります。
2 乗して戻す検算をしない。符号の誤りはここで見つかります。

和が 、積が の 2 数を探す。見つかるかどうかは が平方数かどうかで、試す前に決まっています。

参考

Nested radical - Wikipedia
$\sqrt{5+2\sqrt{6}}$ は $\sqrt{3}+\sqrt{2}$ になり、$\sqrt{2+\sqrt{2}}$ はどう変形しても外れません。試してみる前に決まっています。$(\sqrt{m}+\sqrt{n})^2 = m+n+2\sqrt{mn}$ なので、足して $a$、掛けて $b$ の 2 数を探す形。この 2 数は $t^2-at+b=0$ の解で、判別式 $a^2-4b$ が平方数なら外せます。内側の係数を $2$ に直す手順、$\sqrt{3+\sqrt{5}}$ のように係数が $1$ のときの作り方、差の形で符号を決める向きまで扱いました。