組立除法のやり方と仕組み(高校数学の整式の割り算)
次式で割るときに限り、筆算を係数だけの表に置きかえられます。組立除法です。
を で割ってみます。書き出すのは係数の と、割る式から作る の 種類だけ。
手順は 段だけです。
最高次の係数をそのまま下ろす
下ろした値に 1 を掛けて右上へ書く
縦に足して下ろす。右端まで繰り返す
下の段に並んだ のうち、右端の が余り、残りの が商の係数です。商は 、余りは になります。
割る式から何を書くか
左に置く数は、割る式 の です。符号に気をつける。
番目のように最高次の係数が でないときは、そのままでは商がずれます。 なので、組立除法で出た商を で割る必要がある。余りのほうはそのままで正しい値です。
抜けている次数を 0 で埋める
のように途中の次数が抜けている式は、係数を と書きます。 の係数 を飛ばすと、桁がずれて答えが変わる。
書き出す前に「最高次から定数項まで、次数が ずつ下がって並んでいるか」を確かめる。組立除法でいちばん多い誤りがここです。
なぜ動くのか
魔法ではありません。筆算で起きていることを、係数だけで書き写しているだけです。
とし、 と置きます。右辺を展開して と係数を比べる。
「 つ前の結果に を掛けて、上の係数に足す」という同じ操作が繰り返されています。表の縦の足し算が、この式そのものです。
同じ 段が繰り返されるだけの手続きです。 周ごとに係数が つ確定していきます。
いつ使うか
次式で割る場面に限られます。 次式以上で割るときは普通の筆算に戻る。
高次方程式を解くとき、因数定理で つ解を見つけたあとの割り算に使うのが定番です。 次式なら 回、 次式なら 回まわして次数を下げていく。
筆算と比べて書く量が半分以下になります。速さより、書き間違いが減ることのほうが大きい。
1 次式で割るときは、筆算を係数だけの表に置きかえられます。下ろす、a 倍して右上へ、縦に足す。この 3 段を繰り返すと商の係数と余りが並びます。x + 2 なら -2 を置く符号のあつかい、抜けている次数を 0 で埋めること、2x - 3 のように係数が 1 でないときの補正まで。表の正体は係数比較の漸化式でした。









