比例式は k とおく|高校数学の等式の証明と比の計算
という条件が出てきたら、まとめて と置きます。
すると , 。文字を消すのではなく、共通の値に名前をつけて増やす方向の工夫です。増えたぶん と が , , で書けるようになり、式全体が で通せるようになります。
上の組と下の組で、青い棒は灰色の棒の同じ倍率になっています。この共通の倍率が 。比が等しいとは、 つの組が同じ倍率でつながっている、ということです。
例で通す
のとき、 も同じ値になることを示します。
, を代入します。
なら約分できて が残る。 と等しいことが示せました。
同じ手で も になります。 のように係数がついても、 で同じ。分母と分子で同じ組み合わせを作れば、いつでも に戻ります。
3 つ以上でも同じ
と置けば、, , 。文字が増えても手順は変わりません。
乗が混じっても通ります。 で、こちらは になる。
分母が 0 でない断り
と置く前に、分母が でないことを押さえます。 と書かれている時点で が前提。答案でもそこは触れずに進めてよい部分です。
気をつけるのは、証明の途中で新しく作った分母のほう。 の は、もとの条件からは でないと言えません。, なら になる。
そこで「 のとき」と条件を書き添えるか、問題文にその断りがあるかを確かめます。ここを飛ばした答案は減点されます。
本の矢印が、いつも同じ倍率で伸び縮みします。向きはばらばらでも倍率だけが共通。比の条件が縛っているのはこの倍率です。
文字を消すか、名前をつけるか
条件が のような和の形なら、 文字を消すほうが速い。条件が比の形なら、 と置くほうが速くなります。
比の条件で無理に文字を消そうとすると、 のような分数が式のあちこちに現れて重くなる。 を導入すれば、掛け算だけで書けます。
条件の形を見て、消すか置くかを最初に決める。ここが分かれ道です。










