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2 次式で割った余りは ax + b とおく

次式で割った余りを求めるとき、割り算は実行しません。余りを と置くところから始めます。

割り算の等式は次の形になります。

余りの次数は、割る式の次数より必ず低い。 次式で割るなら余りは 次以下なので、 が最も一般的な形です。 になる場合も含んでいます。

を入れると が になり、商を含む部分がまるごと消えます。 でも同じ。残るのは余りの部分だけです。

2 つの値を代入する

を で割った余りが 、 で割った余りが のとき、 で割った余りを求めます。

剰余の定理から , が分かっています。割り算の等式に代入する。

引いて 、戻して 。余りは です。 が何次式かも、 が何かも知らないまま答えが出ました。

重解のときは代入が足りない

割る式が だと、代入できる値が の つしかありません。式が 本では と が決まらない。

しか出ないので、もう 本の情報が要ります。よく使う手が つ。

ひとつは、問題文の条件を書き直すこと。「 を で割ると 」という別の情報が与えられている場合が多い。

もうひとつは、 の形が具体的に分かっているときに、 と置いて展開する方法です。 を代入して の式に直すと、定数項と 次の項がそのまま余りになります。

の形をいくら変えても、 と での値は変わりません。 点を通る直線が余り。この 点が動かないことが、余りが つに決まる理由です。

3 次式で割るとき

割る式が 次なら、余りは 次以下。 と置いて、代入できる値を つ集めます。

, , の 本から 元連立を解く。未知数の個数と、割る式の因数の個数がそろっていれば必ず解けます。

因数が足りないときは、重解のときと同じで別の情報が要ります。

手順は 3 つ

余りを問われたら、次の順で考えます。

割る式の次数を見て、余りの形を置く

因数を 0 にする値を代入する

連立を解いて係数を決める

割り算そのものは一度も実行しません。 が 次でも、この手順なら同じ手数で答えが出ます。

余りの次数は割る式より必ず低いので、2 次式で割るなら ax + b の形。因数を 0 にする値を代入すると商の部分が消え、余りだけが残ります。P(1) と P(2) の 2 本から連立を解くだけで、P(x) が何次式かを知らなくても答えが出る。重解で代入が足りない場合と、3 次式で割る場合まで扱いました。