Computer368106 views
LaTeX962153 views
小学社会310485 views
中学英語811710 views
小学算数1200427 views
小学理科719870 views
ヒストリア290598 views
世界の国564520 views
高校日本史190571 views
数学講師2886227 views
Help
Tools
NewsSpreadsheetCalendarBookkeepingMarkdown TablesSlidesTier ListPen ToolIllustrationCrayonWatercolorPixel ArtASCII ArtPerspectiveEndless StairsGraphMind MapER DiagramFamily TreeMemeCurved TextImage EditorMosaicRetro FilterPencil SketchSwirl EffectLine ArtOCR/HighlighterMakeup EditorFaviconVideo TrimmerScrolling VideoVideo TitleColor PickerColor ExtractorBonfireFireworksWater RippleWater SplashBreaking GlassWood GrainMarble TextureCSS ButtonIcon MakerBar ChartGrouped Bar ChartStacked Bar ChartPie ChartLine ChartArea ChartStacked Area ChartScatter Plot3D Bar Chart3D Pie ChartBar Chart RaceBubble ChartPopulation PyramidPictogramEarningsCandlestick ChartInvestment RiskMortgage SimulatorCalculatorMatrix CalculatorFunction GraphPolynomial ExpansionVenn DiagramField VisualizerRubik's Cube Group TheoryTraveling SalesmanVoronoi and DelaunayFractalColumn ArithmeticDraw Math FiguresArithmetic AnimationArithmetic Word ProblemsCounting with Tree DiagramsCube NetsRolling DiceCross SectionsMotion PathMechanicsWavesElectromagnetic WavesCapacitorsLight and LensesThermodynamicsHow Semiconductors WorkMolecular StructuresAtomic OrbitalsElectrochemical CellsChemical EquilibriumCrystal LatticesBuffer pHOrganic Reaction MapPeriodic TableComplex IonsDNA Double HelixCell DivisionMembrane ChannelsNerve ImpulseMuscle ContractionHormones and HomeostasisRock ClassificationWeatherConstellationsSolar and Lunar Eclipses3D ModelingFloor PlanSeismic StructuresIntersection TurnMaglevCooking AnimationOrigamiLive Viewer CountGeoJSON MapRailway MapPopulation MapCrime MapLand Price MapSchool MapShrine and Castle MapHouse of Representatives MapWord MapSolitaireReversiHakoiri MusumeChessHamburgerRippleSlide Puzzle MakerNeon PinballNovel MakerJapanese Typing PracticePiano Score EditorMusic TheoryShogi StrategyPiano Rhythm Game

English

部分和が書ければ和は出る?等比でない無限級数の収束と発散

を途中まで足すと、 項で 項で 項で である。

公比のない級数だが、和は に決まる。部分和が という閉じた形で書けるからである[1]

等比級数には という公式があった。そうでない級数は、部分和を自分で作るところから始める。

部分和が書ければ極限がとれる

無限級数 の第 部分和は である[1]

が収束すれば級数は収束し、その極限を級数の和と呼ぶ。発散すれば和は存在しない。

級数の話は、部分和という数列の話に置きかわる。難しいのは を閉じた形で書くところで、そこさえ越えれば後は数列の極限である。

例:部分分数に分けてたたむ

と分けると、隣どうしが打ち消し合う[1]

中間の項が全部消え、最初と最後だけが残る。望遠鏡をたたむ形なので、望遠鏡和と呼ばれる。

canvas: 式は呼び出しにそのまま書いてください。この引数は焼けません -> drawMath(… '+\\frac{1}{' + index + '}' …)

例:隣どうしでない打ち消し

では、分けたときの差が 2 つ飛びになる。

側と 側が 2 つずれるので、頭に 2 つ、尻尾に 2 つ残る。

ずれの個数だけ残る項が増える。分けた形を書き、実際に何項か並べて確かめておく。

例:たためても発散する

を見る。分母を有理化すると差の形になる。

部分和は で、 とすると に発散する。

たためることと収束することは別である。残った項が に向かうかどうかで決まる。

級数どうしの足し算

がどちらも収束するなら、和と差も収束して次が成り立つ。

部分和どうしの計算なので、数列の極限の四則がそのまま移る。

発散する級数を含む場合は使えない。 だが、 単独は発散するので、2 つに分けて書けない。

一般項が へ向かわなければ発散

級数が収束するなら、一般項は必ず に向かう[3]。対偶をとると判定法になる[2]

は一般項が に向かうので、足す前に発散と分かる。

も一般項の極限が存在しないので発散する。手軽で、まず最初に当てる判定になる。

この判定は、発散を示すときにだけ使える[2]

一般項が に向かっても、そこから収束は言えない。判定は「分からない」で終わる。

一般項が でも収束しない

を調和級数という。一般項は に向かうのに、和は発散する[1][3]

項を 個、 個、 個と束にすると理由が見える。各束の中でいちばん小さい項に置きかえても、束の合計は を下回らない。

束を 個集めれば部分和は を超える。壁をいくらでも越えられる。

乗の分母では境目がある

で収束し、 で発散する[2]

境目はちょうど 、つまり調和級数である。 は発散する側に入る。

なら収束し、 なら発散する。指数がわずかに を超えるだけで結果が変わる。

例: が収束することを手で示す

では なので、次の不等式が成り立つ。

右辺の和は望遠鏡和になり、 である。したがって部分和は を超えない。

増え続けて上に有界なので収束する。ここまでは高校の道具だけで書ける。

値そのものは難しい。オイラーが 1735 年に だと示した[4] である。

部分和は 項で 項で 項で 。近づき方はかなり遅い。

積分と比べて判定する

正で減っていく項なら、対応する関数の広義積分と運命を共にする[2]

となる連続で減少する をとると、 は同時に収束し、同時に発散する[2]

短冊と曲線の面積を比べる形なので、区分求積と同じ図で理解できる。

短冊は曲線の上に出るので、 が成り立つ。

右辺が に発散するので、調和級数も発散する。束を作る議論と同じ結論が、面積の比較から出てくる。

なら で有限なので、こちらは収束する側になる。

符号が交互に変わる級数

は収束する。値は である。

部分和は と、上下をまたぎながら幅を狭めていく。

絶対値をとった は発散する。符号が交互に入ることで、打ち消し合いが起きている。

符号がそろっている

項が積み上がる一方。 は発散する

符号が交互に変わる

行き過ぎと戻りを繰り返す。 に収束する

の和はいくつか。

__RESULT__

と分けると、頭に 3 項残る。 である。 は係数だけを答えた値、 はずれを 1 つと見た誤りになる。

判定法のほうも確かめる。

はどうなるか。

  • 一般項が に向かうので収束する
  • 以下なので発散する
  • 一般項の極限が存在しないので発散する
__RESULT__

なので発散する。一般項は に向かうが、そこから収束は言えない。極限は存在するので、3 番目の理由も誤りである。

等比級数以外では、部分和を閉じた形にできるかどうかが最初の分かれ道になる。書けなければ、収束するかしないかだけを判定法で決める。

出典

*Infinite Series*. Calculus Volume 2, OpenStax.
*The Divergence and Integral Tests*. Calculus Volume 2, OpenStax.
Claus Michael Ringel. *Folgen und Reihen*. Leitfaden Funktionen, Universität Bielefeld.
Leonhard Euler. MacTutor History of Mathematics Archive, University of St Andrews.
$\frac{1}{1\cdot 2}+\frac{1}{2\cdot 3}+\cdots$ は $1000$ 項で $0.9990$、和は $1$ です。公比がなくても、部分和が $1-\frac{1}{k+1}$ と閉じた形に書ければ極限がとれる。部分分数に分けて打ち消し合わせる手を、ずれが 2 つ 3 つの場合まで並べました。一般項が $0$ へ向かわなければ発散、向かっても収束とは限りません。調和級数を束で押さえる議論、$\sum\frac{1}{n^{p}}$ の境目、$\sum\frac{1}{n^{2}}$ が $2$ 未満で収束することの初等的な証明、積分との比較、交代級数まで。