三角不等式の解法

三角不等式とは、 のように三角関数を含む不等式のことです。グラフや単位円を使って、条件を満たす角度の範囲を求めます。

基本形の解き方

の範囲で解いてみます。

まず等号が成り立つ点を求めると、 より です。

単位円で考えると、 座標が より大きい部分に対応します。これは の範囲です。

のグラフで考えても同じ結果が得られます。 の直線より上にある部分が解です。

の不等式

を解いてみましょう。 となるのは です。

単位円で 座標が 以下の部分、つまり左半分に対応します。よって が解です。

の不等式

の範囲で解きます。 となるのは です。

で単調増加なので、 となるのは です。

単位円とグラフの使い分け

単純な不等式は単位円で視覚的に解くのが早いです。複雑な式や周期を変えた関数は、グラフを描いて交点を見つける方法が確実です。

端点の処理

不等号が のときは端点を含み、 のときは含みません。答えを書くときに注意しましょう。

合成を使う場合

のような不等式は、三角関数の合成を使って と変形してから解きます。