高校日本史190639 views
数学講師2890703 views
小学社会310647 views
小学理科720199 views
中学社会669002 views
雑学1473717 views
中学数学623977 views
高校倫理1440914 views
教育149564 views
いろは3013586 views
Help
Tools
NewsSpreadsheetCalendarBookkeepingMarkdown TablesLanguage Model NewsLinux CommandsSlidesTier ListPen ToolIllustrationCrayonWatercolorPixel ArtASCII ArtPerspectiveEndless StairsGraphMind MapER DiagramFamily TreeMemeCurved TextImage EditorMosaicRetro FilterPencil SketchSwirl EffectLine ArtOCR/HighlighterMakeup EditorFaviconVideo TrimmerScrolling VideoVideo TitleColor PickerColor ExtractorBonfireFireworksCherry BlossomWater RippleWater SplashBreaking GlassGlass TextureFabric TextureWood GrainMarble TextureBrick Wall TextureMetal TextureWashi Paper TextureCardboard TextureCSS ButtonIcon MakerBar ChartGrouped Bar ChartStacked Bar ChartPie ChartLine ChartArea ChartStacked Area ChartScatter Plot3D Bar Chart3D Pie ChartBar Chart RaceBubble ChartPopulation PyramidPictogramEarningsCandlestick ChartInvestment RiskMortgage SimulatorCalculatorMatrix CalculatorFunction GraphPolynomial ExpansionVenn DiagramField VisualizerRubik's Cube Group TheoryTraveling SalesmanVoronoi and DelaunayFractalUniversity Entrance Exam MathColumn ArithmeticDraw Math FiguresArithmetic AnimationArithmetic Word ProblemsCounting with Tree DiagramsCube NetsRolling DiceCross SectionsMotion PathMechanicsWavesUniversity Entrance Exam Physics解析力学Quantum MechanicsStatistical MechanicsRelativityCelestial MechanicsAstrophysicsCosmologyElectromagnetic WavesCapacitorsLight and LensesThermodynamicsHow Semiconductors WorkMolecular StructuresAtomic OrbitalsElectrochemical CellsChemical EquilibriumCrystal LatticesBuffer pHOrganic Reaction MapPeriodic TableComplex IonsDNA Double HelixCell DivisionMembrane ChannelsNerve ImpulseMuscle ContractionHormones and HomeostasisRock ClassificationWeatherConstellationsSolar and Lunar Eclipses3D ModelingFloor PlanSeismic StructuresIntersection TurnMaglevCooking AnimationOrigamiLive Viewer CountGeoJSON MapRailway MapPopulation MapCrime MapLand Price MapSchool MapShrine and Castle MapHouse of Representatives MapWord MapSolitaireReversiHakoiri MusumeChessHamburgerRippleSlide Puzzle MakerNeon PinballNovel MakerJapanese Typing PracticePiano Score EditorMusic TheoryShogi StrategyPiano Rhythm Game

English

変数係数なのに代数方程式 1 本で解けるオイラーの微分方程式

を入れると、3 つの項がすべて になる。

が消えて、 の 2 次方程式だけが残った。根は で、一般解は である。

変数係数なのに、代数方程式 1 本で片づく。そうなる仕組みが、この方程式の形に埋め込まれている[1]

次数がそろっている

では が 2 乗、微分も 2 階。 は 1 と 1、 は 0 と 0。どの項も、 のべきと微分の階数が一致している。

一般には という項だけが並ぶ。ここに を入れてみる。

が打ち消して、 に戻った。次数がそろっているとは、この打ち消しが起きるという意味である。

だから全部の項が でくくれて、係数の和を と置くだけでよい。

同じ理由で、この方程式は拡大しても形が変わらない と伸ばしても、係数はそのまま。

等次元方程式とも呼ばれる。 が解になるのは、べき関数だけが拡大に対して形を保つからである。

特性方程式

2 階の場合を書いておく。

を入れると 、つまり次のようになる[2]

の 1 次の係数が ではなく である。 から が出てくるためで、ここを落とす間違いが多い。

対数の目盛に移す

)と置くと、この方程式は定数係数になる[4]

計算を短くするために、演算子 を用意する。

連鎖律から となるので、 での微分そのもの。

2 階を作る。

移項して 。一般には になる。

もとの方程式は の多項式に化ける。

の世界では定数係数。特性方程式は で、 を直接入れたときと一致する[2]

3 つの場合

特性方程式の根がどうなるかで、解の姿が分かれる[1]

一般解
異なる 2 実根 ,
重根
複素根

定数係数の場合の と、そっくり対応している。 に、 に置き換わっただけである。

重根で対数が出る理由

の世界で見れば当然である。重根なら で、 を戻すと になる。

もう 1 つ、極限として見る道もある。根が で近いとき、次の組み合わせも解である。

解の 1 次結合なので、これも解。 として を計算する。

対数は、2 本の解が重なる瞬間に現れる。 が突然出てくるように見えて、実は連続につながっている。

青い曲線が赤に重なっていく。重根の解は、別々の 2 本が融合した形である。

複素根のとき

なら となる。

オイラーの公式で実部と虚部に分ける。

三角関数の中身が である点が定数係数との違い。 に近づくと へ走るので、振動が際限なく速くなる。

倍するごとに位相が だけ進む。等比数列の目盛で見ると、等間隔の振動になっている。

負の をまたげない

で意味を持たないことがある。 なら実数の範囲では定義できない。

そこで と書き、 とする[4] の側でも同じ形の解が並ぶ。

ただし を含む区間では解けない。 は方程式の特異点で、そこで が消えてしまうためである。

例:3 つの場合を計算する

異なる 2 実根の例から始める。

から 。一般解は である。

重根の例を見る。

の重根。一般解は

複素根の例はこうなる。

から なので である。

例:右辺があるとき

同次側は 。右辺が なので と置く。

になる。

例:右辺が同次解と重なるとき

右辺の は同次解の 1 本である。 と置くと左辺が になり、係数が決まらない。

を 1 つ掛けて とする[1] を代入する。

の項が打ち消して、 である。

定数係数のときに を掛けるのと同じ手当てで、掛けるものが に替わっただけ。

例:円環の温度を求める

極座標のラプラシアンを書く[3]

と分けると、動径側がオイラー方程式になる。

特性方程式は なら なら重根なので である[3]

角度によらない定常温度を考える。 の解だけが残る。

内半径 で温度 、外半径 で温度 という条件を当てる。

引き算して 。整理すると次の形になる。

温度は半径に対して直線的ではなく、対数で変わる。配管の断熱材の厚みを決めるときに使う式である。

高階でも同じ

演算子を使うと、高階でも機械的に進む[2]

を入れる。

因数分解すると になる。根は の重根と

重根の側にだけ が付いた。定数係数で が出るのと同じ役回りである。

確定特異点の原型

でこの方程式の最高階の係数が消える。 で割ると が現れ、確定特異点になる。

確定特異点をもつ一般の方程式は、 でオイラー型に近づく。特性方程式が決定方程式と呼ばれるのはこのためである。

オイラー方程式は、その中で級数の補正がまったく要らない特別な場合にあたる[4]

定数係数の方程式

が基本。重根で が 1 つ付き、複素根で が出る

オイラー方程式

が基本。重根で が 1 つ付き、複素根で が出る

という 1 つの置き換えが、右の列を左の列に写している。

検算のしかた

まず の 1 次の係数を見る。 を落としていないか、ここだけ確かめれば大半のまちがいは防げる。

次に根を 1 つ選び、 をもとの式に入れ直す。 なら で合う。

複素根のときは を書き落としやすい。 と書いてしまうと定数係数の答えになる。

の一般解はどれですか。

__RESULT__

特性方程式は です。 の重根なので、 が 1 つ付きます。 の 1 次の係数を のままにすると となり、1 番目の誤答が出ます。

次数がそろっているから が通り、 で定数係数に移せる。オイラー方程式の性質は、この 2 つから全部出てくる。

出典

Russell Herman. *Cauchy-Euler Equations*/02%3A_Second_Order_ODEs/2.05%3A_Cauchy-Euler_Equations). A First Course in Differential Equations for Scientists and Engineers.
Euler Differential Equation. Wolfram MathWorld.
Vladimir Dobrushkin. *Laplace Equation in Polar Coordinates*. Applied Mathematics 34, Brown University.
Paul Dawkins. *Euler Equations*. Paul's Online Notes, Lamar University.
$x^2y'' - 2xy' - 4y = 0$ に $y = x^m$ を入れると $x$ が消え、$m^2 - 3m - 4 = 0$ だけが残ります。$x$ のべきと微分の階数が各項でそろっているため。$t = \ln x$ と置けば $x\frac{d}{dx}$ が $\frac{d}{dt}$ になり、定数係数の方程式へ移ります。特性方程式の 1 次の係数が $a$ ではなく $a-1$ になる理由もここから見える。重根で出る $x^m\ln x$ は、2 つの根を近づけた極限 $(x^{m_1}-x^{m_2})/(m_1-m_2)$ そのものです。複素根では $\cos(\beta\ln x)$ になり、原点へ近づくほど振動が速くなる。円環の定常温度が $\ln(r/a)/\ln(b/a)$ で決まる話まで。