定数係数同次線形微分方程式
係数が定数の2階同次線形微分方程式は、指数関数 を解として仮定することで、代数方程式(特性方程式)に帰着できます。特性方程式の根の種類によって解の形が変わります。
標準形
で割って、
と書くこともあります。
特性方程式
と仮定して代入します。, なので、
で割ると、
これを特性方程式といいます。2次方程式なので、根は2つ(重複を込めて)あります。
3つの場合分け
特性方程式の判別式 によって、解の形が変わります。
:異なる2実根 ,
一般解は 。
:重根
一般解は 。
:複素共役根
一般解は 。
例題1:異なる2実根
特性方程式 を解くと、 より 。
一般解は です。
例題2:重根
特性方程式 より 、(重根)。
重根の場合、 だけでは1つの解しか得られません。もう1つの独立な解は で与えられます。
一般解は です。
例題3:複素根
特性方程式 より 。
形式的には ですが、オイラーの公式 を使うと、実数の解として
が得られます。これは単振動の一般解です。
減衰振動
複素根 ()の場合、
は振動しながら減衰する解になります。これは摩擦のある振動系の運動を表します。
過減衰()
振動せず、単調に平衡点へ近づく。2つの実指数関数の和。
臨界減衰()
振動せず、最も速く平衡点へ近づく。 の形。
特性方程式による解法は、機械的に一般解を求められる強力な手法です。