雨晴海岸

高岡市の北部にある富山湾沿いの海岸。晴れた日には、女岩などの岩礁の向こうに、海をへだてて標高 3000m 級の立山連峰が見える。源義経が雨の晴れるのを待ったという義経岩が、地名の由来とされる。

雨晴海岸は富山県高岡市の北部にあり、富山湾に面した海岸です。沖には女岩や男岩などの小さな島と岩礁が点在し、晴れた日には、その向こうに富山湾をへだてて立山連峰が見えます。標高 3000m 級の山々を海の向こうに望める景色は世界でも珍しく、空気が澄んで山が雪をかぶる 11 月から 3 月ごろの晴れた日に、とくにはっきり見えます。

地名の由来は、源義経が奥州へ逃れる途中、にわか雨が晴れるのを待ったと伝わる義経岩です。万葉集の歌人である大伴家持はこの一帯の景色を好み、多くの歌を詠みました。松尾芭蕉の『おくのほそ道』にゆかりのある有磯海として、国の名勝「おくのほそ道の風景地」にも含まれています。

冬の冷え込んだ朝には、海面から白い霧が立ちのぼる気嵐(けあらし)が見られることがあり、写真を撮りに多くの人が訪れます。白い砂浜と松林が続き、夏は遠浅の海水浴場になります。能登半島国定公園に含まれ、日本の渚百選と白砂青松百選に選ばれています。海岸線のすぐそばを JR 氷見線が通り、雨晴駅から歩いて 5 分ほどです。