知恩院
浄土宗の総本山。開山は法然で、弟子の源智が文暦元年(1234 年)に寺として再興した。江戸時代の初めに徳川家康が永代菩提所と定め、寺地を広げた。三門と御影堂は国宝。
知恩院は京都市東山区にあり、浄土宗の総本山です。正式には華頂山知恩教院大谷寺といいます。創建は、43 歳の法然が東山の吉水に草庵を建てて移り住んだ承安 5 年(1175 年)とされます。法然は建暦 2 年(1212 年)に 80 歳で没し、文暦元年(1234 年)に弟子の源智が寺として再興しました。
慶長 8 年(1603 年)に徳川家康が知恩院を永代菩提所と定めて寺領を寄進し、翌年から北隣の青蓮院の地を割いて寺地を広げました。寛永 10 年(1633 年)の火災で三門・経蔵・勢至堂を残してほぼ全焼しましたが、寛永 16 年(1639 年)までにほぼ再建されました。
三門は元和 7 年(1621 年)の建立で、高さは 24m あります。御影堂は寛永 16 年の再建で、間口 44.8m、奥行 34.5m の堂に法然上人像を本尊として祀ります。2011 年に発願した大修理を経て、2020 年に落慶法要が営まれました。三門と御影堂は国宝で、絵画では法然上人絵伝 48 巻と阿弥陀二十五菩薩来迎図が国宝です。
大鐘楼の梵鐘は寛永 13 年(1636 年)の鋳造で、高さ 3.3m、重さは約 70 トンあります。除夜の鐘は、親綱 1 人と子綱 16 人の 17 人で突きます。御影堂の軒下の忘れ傘や、歩くと鶯の鳴き声に似た音がする廊下は、知恩院の七不思議として知られています。