LaTeX965079 views
小学算数1203297 views
MathPython500733 views
りんご218650 views
高校物理162130 views
中学数学624988 views
高校国語789762 views
Computer369782 views
高校倫理1443895 views
いろは3023309 views
Help
Tools

English

指数方程式と対数方程式の解の個数をグラフの交点で数える

の解は 2 個です。1 つは で、もう 1 つは あたりにあります。

片方は代入すれば見つかりますが、もう片方は式変形では出てきません。それでも個数は数えられる。

と を並べて描き、交わる回数を見るだけです[1]。

方程式を 2 つのグラフに割る

という方程式は、 と の交点を求める問題と同じものです。

交点の 座標が解。だから交点の個数が、解の個数になります。

割り方は 1 通りではありません。 と見て の 軸との交点を数えてもよい。

扱いやすい 2 つに割ります。曲線 1 本と直線 1 本になる割り方が、最も見やすい。

定数を分離する

文字定数が入った方程式では、定数だけを片側に集めます。 の形にする。

こうすると片方が という固定した曲線、もう片方が という水平線になります。

水平線を上下に動かして、曲線と何回交わるかを見るだけ。曲線は 1 本を描けば使いまわせます。

文字定数だけを片側に集める

定数でない側のグラフを 1 本描く

水平線を動かして交わる回数を数える

例:もっとも簡単な形

の解の個数を調べます。 は正の値だけをとり、単調に増えます[3]。

なら水平線は必ず 1 回交わる。解は 1 個です。

なら曲線は水平線より上にあり続け、交わりません。解は 個。

底が でも同じです。減る曲線に変わるだけで、交わる回数は変わりません。

例: は 3 個

と を並べます。 で 、 で と、2 つはすぐ見つかります。

負の側にもう 1 つあります。 では 、 で、 のほうが大きい。

では 、 で今度は逆転します。あいだのどこかで交わる。

3 つ目の解は あたりです[1]。手計算では出せませんが、あることは符号の変化から言えます。

代入で見つかる解

と 。整数を試せば当たる

グラフでしか分からない解

あたり。存在と個数だけが言える

解を求めることと、解の個数を数えることは別の仕事です。後者はグラフだけでできます。

例:置きかえてから数える

の解の個数を、 の値で分けます。

、 と置くと です[2]。 と は 1 対 1 に対応するので、正の解の個数を数えれば足ります。

を分離します。。

を で描き、水平線 との交点を数える。頂点は 、 で です。

なら水平線は頂点より上を通り、交わりません。解は 個。

なら頂点で 1 回だけ触れます。 から の 1 個。

なら 2 回交わり、どちらの も正です。解は 2 個。

なら、交点の片方が に落ちます。残るのは 1 個。

の点を白丸にしておくと、 のときに落とす解が目で分かります。

例:対数の場合

の解の個数を調べます。 と を並べる。

で 、。1 つ見つかりました。

に近いところをみます。 では で 、曲線が下です。

では と で曲線が上。上下が入れかわったので、 と のあいだに交点がもう 1 つあります。

から先は直線が勝ち続けます。 で と 、 で と 。差は開くばかりで、追いつきません。

合わせて 2 個です。 と のあいだでは曲線が上のままなので、途中に交点はありません。

例:直線の傾きを動かす

で を動かすと、直線が上下に平行移動します。

が大きければ 2 回交わり、小さければ交わりません。ちょうど接する が境目です。

その境目はおよそ です[3]。ここを正確に出すのは、数学 II の範囲を越えます。

出題では、置きかえて二次関数にできる形が選ばれます。頂点の位置がそのまま境目になるためです。

単調性で決まる場合

の解は 1 個です。左辺は が増えるとつねに増えるので、同じ値を 2 回とりません。

増え続ける関数と水平線は、多くても 1 回しか交わらない。実際、 で 、 で なので、あいだに 1 個あります。

グラフを描かなくても、単調かどうかを言えば個数が決まる場合があります。

増える関数どうしの和は増えます。 も も増えるので、 は単調に増える。

引き算では言えません。 は減ってから増えるので、交点が 2 個になることがあります。

固定した曲線と動く水平線。この形に持ち込めば、場合分けは水平線の高さだけの話になります。

が異なる 2 個の解をもつ の範囲はどれですか。

__RESULT__

で です。水平線が 2 回交わるのは頂点の より下で、かつ での値 より上のとき。 になります。

の実数解は何個ありますか。

  • 1 個
  • 2 個
  • 0 個
__RESULT__

も も増える関数なので、和も増え続けます。同じ値を 2 回とらないため、水平線 との交点は多くても 1 個。 で 、 で なので、あいだにちょうど 1 個あります。

参考

Cleve Moler. *A Famous Equation, x^2 = 2^x*. Cleve's Corner, MathWorks.
Exponential and Logarithmic Equations. MAT 206 Precalculus, Mathematics LibreTexts.
Exponentialfunktion. Wikipedia.
$2^x = x + 2$ の解は 2 個で、片方は $x = 2$、もう片方は $-1.69$ あたりにあります。後者は式変形では出てきませんが、$y = 2^x$ と $y = x+2$ を並べれば個数は数えられる。文字定数が入る問題では $k$ だけを片側に集め、固定した曲線と動く水平線の交点として見ます。$4^x - 2^{x+1} + k = 0$ なら $t = 2^x > 0$ で $k = -(t-1)^2 + 1$ となり、$k$ の位置で 0 個から 2 個まで分かれる。$x^2 = 2^x$ が 3 個になる理由、単調性だけで 1 個と言い切れる形まで。