底をそろえないと並べられない、対数の大小比較と底の変換
と では、 のほうが大きい。 と です。
小数に直さずに決められます。 をあいだにはさむだけ。
なので 。 なので 。
底が同じなら真数を見る
と を比べます。底がそろっているので、真数の大小がそのまま移ります。
底が より大きいときは、真数が大きいほど値も大きい[4]。 から です。
底が より小さいと逆になります。。半分にする回数が増えるので、値は下へ向かう。
真数が同じなら底を見る
と を比べます。真数がそろっている場合です。
、。底が小さいほうが大きくなりました。
理由は素朴です。 に届くまで は何回も掛ける必要があり、 なら少ない回数で足りる。
真数が より小さいと向きが変わります。、 で、底が小さいほうが小さい。
底も真数も違うとき
どちらもそろっていない場合は、そろえにいきます。使うのは底の変換公式です[2]。
は でない正の数なら何でもよい。問題に出てくる数を選ぶと、計算が軽くなります。
を底 に直すと 。じつは同じ値でした。
底の変換公式で底をそろえる
そろわないときは 1 や 3/2 のような基準ではさむ
それでも決まらないなら指数の形に戻す
1 を境に振り分ける
こまかく比べる前に、 との大小で振り分けると手数が減ります[1]。
底が より大きいとき、真数が底より大きければ値は を超えます。、。
と を比べるなら、これだけで決まります。前者が大きい。
との比較も同じ要領です。真数が より大きく底も より大きければ、値は正になります。
| 底 | 真数 | 値の符号 |
|---|---|---|
| 1 より大 | 1 より大 | 正 |
| 1 より大 | 1 より小 | 負 |
| 1 より小 | 1 より大 | 負 |
| 1 より小 | 1 より小 | 正 |
例: ではさむ
冒頭の と に戻ります。どちらも と のあいだにあるので、 では振り分けられません。
を試します。 と の比較は、 と の比較と同じこと。
で なので、 です。
のほうは、 と の比較。 なので 。
あいだに が入りました。 です。
はさむ数は 刻みで試すと当たりやすい。、、 の順に当ててみます。
例:積が定数になる形
と を比べます。この 2 つには関係があります。
底の変換公式から、掛け合わせると中間の底が消えます[3]。積は で固定です。
なので、相手は 。
つまり 。積が定数だと、片方の下限がもう片方の上限を生みます。
は、底の変換公式を掛け算の形に書き直したものです。
が特別な場合。逆数の関係になっている 2 つは、 をはさんで反対側にいます。
例:3 つ以上を並べる
、、 を並べます。
。
。
3 つとも同じ値でした。底と真数を同じ倍率で累乗しても、値は変わりません。
が成り立つためです。見た目の違いに引きずられないようにします。
例:指数に戻して比べる
と を比べます。、 と置く。
、 です。どちらも と のあいだにあります。、。
で振り分けます。 なので 。
なので 。まだ決まりません。
を試します。 で 。 で 。
では となり 、 で 。ここで決まりました。 です。
はさむ数を細かくしていく。実際の値は 、 で、確かに が大きい。

例:底が 1 より小さい
と を比べます。底がそろっているので真数を見ますが、向きが逆です。
なので 。値は と で、確かに前者が大きい。
と を比べるなら、 を使います。
です。符号が反転するだけ。
底が逆数の関係にある 2 つは、 をはさんで対称の位置にあります。
そろえる。振り分ける。はさむ。この 3 つの道具で、対数の大小はたいてい決まります。
と では、どちらが大きいですか。
- 等しい
底の変換だけで片づく形も確かめます。
と等しいものはどれですか。
です。底と真数を同じ回数だけ累乗しても、対数の値は変わりません。











log48=log24log28=23 です。log34 のほうは 33/2=5.196>4 から 23 より小さくなります。あいだに 23 が入り、log48 が大きいと決まります。