中学英語808712 views
世界の国560595 views
りんご192546 views
小学社会308636 views
高校倫理1433119 views
高校化学2913383 views
MathPython491378 views
英語607877 views
教育148875 views
ヒストリア284143 views
Help
Tools

English

留数定理を使って複素積分を求める

留数定理は、特異点を含む経路での複素積分を計算する強力な道具です。コーシーの積分定理が「穴がなければ 0」だったのに対し、留数定理は「穴があるときいくらになるか」を教えてくれます。

留数とは

関数 が点 で孤立特異点を持つとき、 のまわりでローラン展開すると

と書けます。このとき、 の係数 を点 における留数といい、 または と書きます。

留数定理

が閉曲線 の内部で、有限個の孤立特異点 を除いて正則であるとき

が成り立ちます。積分値は、内部の特異点での留数の総和に をかけたものです。

基本例: の積分

のローラン展開は そのものなので、原点での留数は 1 です。原点を囲む単位円での積分は

以前直接計算した結果と一致します。

もう少し複雑な例

を単位円で積分します。

のテイラー展開 を使うと

の係数は 1 なので、 です。よって

複数の特異点がある場合

で積分します。内部に の 2 つの特異点があります。

部分分数分解すると

での留数は での留数は です。したがって

留数定理のポイント

積分を直接計算する代わりに、特異点での留数を求めればよい。

留数の計算法

ローラン展開、極の公式、ロピタルの定理などを使う。詳しくは別記事で。

留数定理は複素積分だけでなく、実積分の計算にも応用できます。