辞書の順に並べると何番目か、逆に何番目は何か
1、2、3、4、5 の 5 枚で作った 5 桁の整数を小さい順に並べます。 は何番目か。そして 70 番目は何か。
個を書き出せば分かりますが、それでは 6 枚 7 枚に増えたときに動けません。上の位から区切っていく数え方に切り替えます。
上の位で束をつくる
小さい順に並べると、まず万の位で 5 つの束に分かれます。1 で始まる束、2 で始まる束、と続く。
どの束にも、残り 4 枚の並べ方の 個が入ります。束の大きさがそろっている。
束の中では、さらに千の位で 5 つ… ではなく 4 つの小束に分かれ、各小束は 個。以下同じように細かくなります。
例:34125 は何番目か
自分より小さい数がいくつあるかを、上の位から数えます。
万の位が 1 か 2 のものは全部小さい。 個。
万の位が 3 で千の位が 1 か 2 のものも小さい。 個。
万の位が 3、千の位が 4 で、百の位が 1 のもの。ここで 自身の束に入りました。残るカードは 2 と 5 で、 と の 2 個。
はその 1 番目です。自分より小さいものが 個なので、 は 61 番目になります。
上の位を 1 つ固定する
それより小さい数字が来る場合の個数を足す
次の位へ進み、同じことを繰り返す
例:70 番目を求める
逆向きに、順位から数を組み立てます。
万の位が 1 の束が 1 番目から 24 番目、2 の束が 25 から 48、3 の束が 49 から 72。70 番目は 3 の束の中です。
3 の束の中では 番目。残るカードは 1、2、4、5 で、千の位ごとに 6 個ずつ入ります。
番目は、 なので 4 番目の小束。千の位は 4 番目に小さい 5 です。
さらに 番目。残るカードは 1、2、4 で、百の位ごとに 2 個ずつ。 なので 2 番目の小束で、百の位は 2。
残り 1 番目と 2 番目のうち 2 番目。残るカードは 1 と 4 なので、 の並び。答えは です。
割り算で機械的に出す
同じ手順は、割り算の繰り返しでも書けます。順位から 1 を引いて 0 から数え、階乗で割っていく[1]。
。 余り 21 なので、残りカードの 3 番目である 3 が万の位。
余り 3 なので、残り 1、2、4、5 の 4 番目である 5 が千の位。
余り 1 なので、残り 1、2、4 の 2 番目である 2 が百の位。 余り 0 で、残り 1、4 の 2 番目である 4。最後に 1 が残ります。
になりました。商が「残りの何番目か」を、0 から数えた形で表しています。
順位から 1 を引くのは、0 から数え直すためです。1 番目を 0 番目と見ると、割り算の商がそのまま添字になる。
引かずに割ると、束の境目でちょうど 1 つずれる。 番目や 番目で答えが合わなくなる。
例:辞書式の文字列
数字でなく文字でも同じです。A、B、C、D、E を並べた 120 個の文字列で、CADEB は何番目か。
A、B で始まるものが 個。C で始まるうち、2 文字目が A の束に入ります。
2 文字目が A の束では、3 文字目ごとに 個ずつ並びます。3 文字目が B の束が 2 個あり、CADEB はその次の D の束の中。
D の束は CADBE と CADEB の 2 個で、CADEB は 2 番目です。 番目になります。

例:ある数以上はいくつあるか
同じ 120 個のうち、 以上のものを数えます。
万の位が 4 か 5 なら条件を満たします。 個。
以上なら、万の位が 4 か 5 の 48 個に、3 で始まって千の位が 5 のもの 個を足して 54 個です。
「以上」と「より大きい」の違いにも気をつけます。境目の数自身を含めるかどうかで 1 個ずれる。
例:0 を含む場合
0、1、2、3 の 4 枚で 4 桁の整数を作り、小さい順に並べます。総数は 個。
千の位は 1、2、3 のいずれかで、それぞれ 個ずつ。束の大きさは変わりません。
が何番目かを数えます。千の位が 1 のものが 6 個。千の位が 2 で百の位が 0 か 1 のものが 個。
は千の位 2、百の位 3 の束の中で、残るカードが 0 と 1 なので と の 1 番目。 番目です。
0 が使えない位は先頭だけなので、2 桁目より下では 0 も普通に順序に入る。ここを飛ばさない。
自分より小さいものを、上の位から段ごとに足す
順位を階乗で割り、商で残りカードの何番目かを決める
例:同じものを含む場合
1、1、2、3 の 4 枚を並べてできる 4 桁の整数を小さい順に並べます。総数は 個。
束の大きさがそろわなくなります。千の位が 1 の束は残り 1、2、3 の 個。千の位が 2 の束は残り 1、1、3 の 個。3 の束も 3 個。
が何番目かを数えます。千の位が 1 の 6 個が先。千の位が 2 で百の位が 1 のものが、残り 1、3 の 2 個。
は千の位 2、百の位 3 の束にあり、残り 1、1 なので 1 個だけ。 番目です。
同じものがあると束の大きさが位ごとに変わる。毎回、残りのカードから数え直します。
| 千の位 | 残りのカード | 束の大きさ |
|---|---|---|
| 1 | 1、2、3 | 6 |
| 2 | 1、1、3 | 3 |
| 3 | 1、1、2 | 3 |
1、2、3、4 の 4 枚で作った 4 桁の整数を小さい順に並べると、 は何番目ですか。
- 13 番目
- 14 番目
- 16 番目
よくある誤り
上の位から束に分け、自分がどの束の何番目にいるかを追う。順位から数を作るときは、その逆をたどるだけです。
参考文献
[1] が順位と並べ方を対応させる仕組み、[2] が辞書式の順序、[3] が順列の公式、[4] と [5] が各国語での整理です。










1 と 2 で始まるものが 2×3!=12 個。3 で始まって百の位が 1 の束は 3124 と 3142 の 2 個で、3142 はその 2 番目です。12+2=14 番目になります。