高校国語788355 views
中学英語811754 views
英語613685 views
中学理科1630686 views
小学社会310495 views
LaTeX962207 views
小学算数1200472 views
ヒストリア290629 views
中学社会668782 views
数学講師2886596 views
Help
Tools
NewsSpreadsheetCalendarBookkeepingMarkdown TablesLanguage Model NewsSlidesTier ListPen ToolIllustrationCrayonWatercolorPixel ArtASCII ArtPerspectiveEndless StairsGraphMind MapER DiagramFamily TreeMemeCurved TextImage EditorMosaicRetro FilterPencil SketchSwirl EffectLine ArtOCR/HighlighterMakeup EditorFaviconVideo TrimmerScrolling VideoVideo TitleColor PickerColor ExtractorBonfireFireworksCherry BlossomWater RippleWater SplashBreaking GlassGlass TextureFabric TextureWood GrainMarble TextureBrick Wall TextureMetal TextureWashi Paper TextureCardboard TextureCSS ButtonIcon MakerBar ChartGrouped Bar ChartStacked Bar ChartPie ChartLine ChartArea ChartStacked Area ChartScatter Plot3D Bar Chart3D Pie ChartBar Chart RaceBubble ChartPopulation PyramidPictogramEarningsCandlestick ChartInvestment RiskMortgage SimulatorCalculatorMatrix CalculatorFunction GraphPolynomial ExpansionVenn DiagramField VisualizerRubik's Cube Group TheoryTraveling SalesmanVoronoi and DelaunayFractalColumn ArithmeticDraw Math FiguresArithmetic AnimationArithmetic Word ProblemsCounting with Tree DiagramsCube NetsRolling DiceCross SectionsMotion PathMechanicsWavesElectromagnetic WavesCapacitorsLight and LensesThermodynamicsHow Semiconductors WorkMolecular StructuresAtomic OrbitalsElectrochemical CellsChemical EquilibriumCrystal LatticesBuffer pHOrganic Reaction MapPeriodic TableComplex IonsDNA Double HelixCell DivisionMembrane ChannelsNerve ImpulseMuscle ContractionHormones and HomeostasisRock ClassificationWeatherConstellationsSolar and Lunar Eclipses3D ModelingFloor PlanSeismic StructuresIntersection TurnMaglevCooking AnimationOrigamiLive Viewer CountGeoJSON MapRailway MapPopulation MapCrime MapLand Price MapSchool MapShrine and Castle MapHouse of Representatives MapWord MapSolitaireReversiHakoiri MusumeChessHamburgerRippleSlide Puzzle MakerNeon PinballNovel MakerJapanese Typing PracticePiano Score EditorMusic TheoryShogi StrategyPiano Rhythm Game

English

集合が重なる幅で要素の個数の最大と最小が決まる

100 人のうち、A を知っている人が 70 人、B を知っている人が 60 人。両方を知っている人は何人か。

この問いには 1 つの答えがありません。決まるのは範囲だけで、 人以上 人以下になる。

重なりが決まらない理由

という条件だけでは、2 つの集合の位置関係が定まりません。

がすっぽり に入っているかもしれないし、はみ出せるだけはみ出しているかもしれない。どちらも条件を破っていない。

決まるのは、いちばん重ねたときと、いちばん離したときの 2 つの端です。

図の緑の幅が、両方を知っている人数です。 をどこへ動かしても、30 人から 60 人の間から出られない。

最大はどちらか小さいほう

重なりは、 の中にも の中にも収まります。だから、どちらの大きさも超えられない。

なら上限は 60 です。 の全員が にも入っている状態にあたる。

この形が実現できるのは、 に含まれるときだけ。図でいえば、小さいほうの帯が大きいほうにすっぽり入る位置です。

最小は全体からのはみ出し

を足すと で、全体の 100 を 30 だけ超えます。この超過は、どこかで重ならないと収まらない。

下限は 30 です。 で全体を覆い尽くし、はみ出したぶんだけが重なっている状態にあたる。

右辺が負になることもあります。そのときは、まったく重ならない置き方ができるので下限は 0。

下限の式が負になる場合は、0 に読み替えます。人数が負になることはないため。

が全体より小さければ、2 つを離して置ける。共通部分は空にできる。

例:範囲を書き出す

のとき、 の範囲を求めます。

上限は 。下限は

和集合のほうの範囲

共通部分が決まれば和集合も決まります。 なので、 が動くぶんだけ逆向きに動く。

が最小の 30 のとき、和集合は最大の 100。 が最大の 60 のとき、和集合は最小の 70 です。

式で書くと次の形になります。

共通部分と和集合は、いつも逆に動く。片方の上限がもう片方の下限に対応します。

共通部分が最大

に含まれる。和集合はいちばん小さくなる

共通部分が最小

で全体を覆う。和集合はいちばん大きくなる

例:どちらでもない人の範囲

40 人のクラスで、犬が好きな人が 28 人、猫が好きな人が 17 人。どちらも好きでない人は何人か。

共通部分を とすると、上限は 17、下限は

どちらでもない人は 人です。 から まで動くので、 人から 人まで。

両端が実際に起こることも確かめます。 なら 45 人ぶんで 40 人をちょうど覆い、 なら猫好きが全員犬好きに含まれる。

例:条件が足りると決まる

同じ 40 人で、どちらも好きでない人が 3 人だと分かったとします。

少なくとも一方が好きなのは 37 人。 から 人。

条件が 1 つ増えると、範囲だった答えが 1 点に定まります。問題文にどちらでもない人数があるかどうかを、先に探す。

3 つの集合の場合

3 つになると、下限の式に全体が 2 回入ります。

3 つを足すと全体を最大 2 回ぶん超えられるので、超過は を引いた値です。上限は 3 つのうちいちばん小さいもの。

こうした上下からの評価は、ボンフェローニの不等式と呼ばれる一群の一部にあたります[2]

例:3 教科の得点者

50 人のテストで、数学の合格者が 40 人、英語が 35 人、国語が 30 人。3 科目とも合格した人の範囲を求めます。

上限は 。下限は

下限の 5 は、不合格者の総数から出す見方でも確かめられます。数学の不合格が 10 人、英語が 15 人、国語が 20 人で、合計 45 人。

3 科目とも合格しなかった人は、多くても 45 人です。 人は必ず全科目に合格している。

不合格者の人数をそれぞれ出す

その合計が、全科目合格でない人の上限になる

全体から引くと、全科目合格の下限が出る

例:最大と最小の実現を確かめる

範囲を出したら、その端が本当に起こる配置を 1 つ作ります。

50 人で全科目合格が 5 人という配置。不合格者 10 人、15 人、20 人がすべて別々の人になっていればよい。 で 50 人以内に収まるので、作れます。

30 人という配置なら、国語の合格者 30 人全員が数学にも英語にも合格していればよい。数学の合格者 40 人と英語の 35 人は 30 人を含めるだけの余裕があるので、こちらも作れる。

端が実現できることまで示して、はじめて範囲が答えになります。式だけで止めない。

条件下限上限
2 集合の共通部分和から全体を引く小さいほうの個数
2 集合の和集合大きいほうの個数全体と和の小さいほう
3 集合の共通部分和から全体の 2 倍を引くいちばん小さい個数

例:範囲が 1 点になる場合

とします。 が全体と一致している。

上限は 、下限は 。上下が一致して に決まります。

片方が全体そのものなら、もう片方は必ずその中に入る。範囲を計算すると、それが自動的に出ます。

80 人のうち、自転車を持っている人が 55 人、定期券を持っている人が 48 人です。両方を持っている人の最小人数はいくつですか。

  • 0 人
  • 23 人
  • 48 人
__RESULT__

で全体の 80 を 23 超えます。その超過ぶんは重ならざるをえないので、最小は 23 人。48 人は最大のほうで、定期券を持つ全員が自転車も持つ場合の値です。

よくある誤り

最大を 2 つの和にする。重なりはどちらの集合よりも大きくなりません
最小の式で全体を引き忘れる。和から全体を引いた値が下限です
下限が負のまま答える。負になったら 0 に読み替えます
3 集合の下限で全体を 1 回しか引かない。2 倍を引きます
範囲だけ出して端が起こるか確かめない。実際の配置を 1 つ作ります
どちらでもない人数が与えられているのに範囲で答える。条件がそろえば 1 点に決まります
和集合と共通部分の動き方をとり違える。片方が増えればもう片方は減ります

最大は「小さいほうに全部入る」、最小は「全体からはみ出したぶん」。この 2 つの絵を覚えておけば、式は毎回組み立て直せます。

参考文献

[1] が個数定理と評価の基礎、[2] が上下からの不等式、[3][4] が各国語での定式化、[5] が足し算が成り立つ条件です。

Inclusion–exclusion principle - Wikipedia
Prinzip von Inklusion und Exklusion - Wikipedia(Bonferroni の不等式)
容斥原理 - 维基百科
Combinatoire - Wikipédia
Rule of sum - Wikipedia
100 人のうち A を知る人が 70 人、B を知る人が 60 人。両方を知る人数は 1 つに定まらず、30 人から 60 人までしか動きません。最大は小さいほうの集合に全部入る場合、最小は全体からはみ出したぶん。この 2 つの絵から式を組み立て、和集合の範囲が逆向きに動くこと、3 つの集合では全体を 2 倍引くことまで扱いました。不合格者から下限を出す見方、端が本当に起こる配置を作って確かめる手順も示す。