空間ベクトルの直線と平面〜係数の和が 1 になるところが交点
四面体 で、 が平面 と交わるのは のときです。
係数の和は 。これが になる を解くところで交点が決まります。
直線上の点として書いてから、平面の条件を当てます。未知数は 1 つだから、式も 1 つで足りる。
直線上の点として書く
直線は、通る点と方向ベクトルで決まりました。空間でも同じです。
を動かすと が直線をなぞる。ここまでは平面のときと変わりません。
この を 、、 の式に直します。すると を含んだ 3 つの係数が現れる。
平面上の条件は係数の和が 1
平面 上の点は、、、 の係数の和が になるのでした。
直線上の点の係数を足して と置けば、 についての方程式が 1 つできます。
直線上の点として t で表す
a、b、c の係数を読む
和を 1 と置いて t を解く
未知数 1 つに式 1 つ。交点は 1 つに決まります。
例:四面体で交点を求める
とします。展開すると 。
係数の和は です。これを と置きます。
から 。交点は になりました。
3 つの係数がすべて正のため、この点は三角形 の内部にあります。
例:四面体の重心を通る直線
四面体 の重心は です。直線 を伸ばしてみる。

で、係数の和は 。 と置いて です。
交点は で、三角形 の重心にあたります。
が から へ進んだので 。四面体の重心が中線を に分ける話と重なりました。
例:座標で交点を求める
、、 が作る平面と、点 を通り に平行な直線の交点を求めます。
直線上の点は 。これを 、、 で表します。
だから、 成分から係数は 。同じように 、 です。
和が になるから 、つまり で 。
交点は 。3 つの座標を足すと になり、平面 の上にあることも確かめられます。
例:交点が三角形の内部にあるか
交点が求まったら、3 つの係数の符号を見ます。すべて正なら三角形の内部。
はすべて正のため内部にあります。
なら和は で平面上ですが、負の係数があるため三角形の外側に来る。
平面と交わることと、三角形の内部で交わることは別の話です。問題文がどちらを聞いているかを読みます。
例:t が消えてしまう場合
を考えます。係数は 、、。
和は で、 が消えました。どの でも和が になります。

これは直線が平面に含まれている場合です。交点は 1 つに決まらず、直線まるごとが共有部分になる。
和が によらず 以外の値になるときは、平行で交わりません。 が消えたら、この 2 通りを見分けます。
例:どの平面に対する条件か
四面体 で、直線 を考えます。
平面 との交点は から 。 です。
同じ直線は、平面 とは原点でしか出あいません。 の係数が のまま残るからです。
どの平面に対する条件かで、立てる式が変わる。係数の和を数える相手を、とり違えないようにします。
四面体の頂点で表されているときに速い。式が 1 つで済む
座標が与えられているときに使える。未知数が増えるぶん手数も増える
前者で解けるなら前者。基準になる 3 点が問題文にそろっているかを、最初に確かめます。
が平面 上にあるとき、 はいくつですか。
まちがえやすいところ
と に別々の係数が付いているとき、 の個数を数えまちがえる形が多い。 なら和に が入ります。
交点が平面上にあることと、三角形の内部にあることは別です。内部かどうかまで聞かれていたら、3 つの係数の符号を確かめます。
が消えたときは、交点がないのではありません。和が なら直線ごと平面に含まれ、 以外なら平行。どちらかを書き分けます。












係数の和は 31+t+2t=31+3t です。1 と置くと 3t=32 から t=92 になります。c の係数が 2t であることを見落とすと 31 が出ます。