英語613995 views
中学理科1630976 views
りんご210783 views
高校生物551883 views
雑学1473670 views
数学講師2888672 views
中学数学623867 views
高校国語788489 views
ヒストリア291014 views
小学社会310572 views
Help
Tools
NewsSpreadsheetCalendarBookkeepingMarkdown TablesLanguage Model NewsLinux CommandsSlidesTier ListPen ToolIllustrationCrayonWatercolorPixel ArtASCII ArtPerspectiveEndless StairsGraphMind MapER DiagramFamily TreeMemeCurved TextImage EditorMosaicRetro FilterPencil SketchSwirl EffectLine ArtOCR/HighlighterMakeup EditorFaviconVideo TrimmerScrolling VideoVideo TitleColor PickerColor ExtractorBonfireFireworksCherry BlossomWater RippleWater SplashBreaking GlassGlass TextureFabric TextureWood GrainMarble TextureBrick Wall TextureMetal TextureWashi Paper TextureCardboard TextureCSS ButtonIcon MakerBar ChartGrouped Bar ChartStacked Bar ChartPie ChartLine ChartArea ChartStacked Area ChartScatter Plot3D Bar Chart3D Pie ChartBar Chart RaceBubble ChartPopulation PyramidPictogramEarningsCandlestick ChartInvestment RiskMortgage SimulatorCalculatorMatrix CalculatorFunction GraphPolynomial ExpansionVenn DiagramField VisualizerRubik's Cube Group TheoryTraveling SalesmanVoronoi and DelaunayFractalUniversity Entrance Exam MathColumn ArithmeticDraw Math FiguresArithmetic AnimationArithmetic Word ProblemsCounting with Tree DiagramsCube NetsRolling DiceCross SectionsMotion PathMechanicsWavesUniversity Entrance Exam Physics解析力学Quantum MechanicsStatistical MechanicsRelativityCelestial MechanicsAstrophysicsCosmologyElectromagnetic WavesCapacitorsLight and LensesThermodynamicsHow Semiconductors WorkMolecular StructuresAtomic OrbitalsElectrochemical CellsChemical EquilibriumCrystal LatticesBuffer pHOrganic Reaction MapPeriodic TableComplex IonsDNA Double HelixCell DivisionMembrane ChannelsNerve ImpulseMuscle ContractionHormones and HomeostasisRock ClassificationWeatherConstellationsSolar and Lunar Eclipses3D ModelingFloor PlanSeismic StructuresIntersection TurnMaglevCooking AnimationOrigamiLive Viewer CountGeoJSON MapRailway MapPopulation MapCrime MapLand Price MapSchool MapShrine and Castle MapHouse of Representatives MapWord MapSolitaireReversiHakoiri MusumeChessHamburgerRippleSlide Puzzle MakerNeon PinballNovel MakerJapanese Typing PracticePiano Score EditorMusic TheoryShogi StrategyPiano Rhythm Game

English

回転する導体棒の誘導起電力〜1/2 がつく理由

の磁場の中で、長さ の棒を片端を軸にして毎分 回転させます。両端のあいだに が生まれます。

先端の速さで計算すると になり、倍の値が出てしまいます。棒の場所ごとに速さが違うためです。

答えには が付きます[1]

場所ごとに速さが違う

軸から距離 の点の速さは です。軸の上では 、先端でいちばん速い。

まっすぐ動く棒なら、どこも同じ速さでした。回転する棒では、その前提が崩れます。

長さ の小さな区間に生まれる起電力は 。これを軸から先端まで足し上げます。

軸からの距離ごとに速さを と書く

小さな区間の起電力を足し上げる

の 1 次式を積むので、平均の が出る

平均の速さで考える

積分を使わずに済ませる道もあります。速さが に比例して直線的に増えるので、平均は先端の半分です。

まっすぐ動く棒の式 に、この平均を入れます。

同じ式になりました。速さが直線的に変わる場合にかぎり、平均で置きかえられます。

掃く面積で考える

もう 1 つ、磁束の変化率から出す道もあります。

棒が 1 回転すると、半径 の円をまるごと掃きます。面積は 、かかる時間は

が約分で消えて、やはり同じ式です。3 通りのどれで解いても一致します。

平均の速さで解く

を入れるだけ。手数が少ない

掃く面積で解く

ファラデーの法則をそのまま当てる。円板など形が変わっても通る

例:毎分 300 回転

回転数を角速度に直します。 分に 回なので、 秒に 回。

を入れます。

先端の速さは 。これで を計算すると になり、倍の値が出ます。

回すのに要るトルク

軸と先端を導線で結び、抵抗 をつなぎます。流れる電流は

その電流も磁場の中にあるので、力を受けます。軸からの距離ごとに力のモーメントを足し上げると、起電力のときと同じ形になる。

向きは回転を妨げる側です。一定の速さで回し続けるには、外から同じ大きさのトルクを加え続けることになります。

起電力にもトルクにも、同じ が現れます。

どちらも に比例する量を軸から先端まで足し上げる形。積分の中身が同じなので、係数もそろう。

エネルギーは熱になる

外から加えるトルクの仕事率を出します。

抵抗で消える電力も出します。

一致しました。回すのに使った仕事が、そのまま抵抗の熱に変わっています。

例:長さを 2 倍にする

が 2 乗で効くので、棒を に伸ばすと起電力は 倍の

回転数を 2 倍にした場合は 倍にしかなりません。長さのほうが効きめが大きい。

変える量起電力の変わり方 からの値
回転数を 2 倍2 倍
長さを 2 倍4 倍
磁場を 2 倍2 倍

円板でも同じ式

棒の代わりに金属の円板を回し、中心と縁から電流をとり出す装置もあります。

円板を「無数の棒の集まり」とみなせば、どの棒も同じ起電力を生みます。並列につながった形なので、中心と縁の電位差は棒 1 本のときと変わりません。

は円板の半径です。並列なので抵抗が小さく、大きな電流をとり出せる点が違います。

検算のしかた

を落としていないかを見ます。先端の速さで計算した値のちょうど半分になるはずです。

回転数の単位も確かめます。毎分の回転数をそのまま に入れると、 倍と 倍の両方がずれます。

エネルギーの確認も早い。トルクの仕事率と が一致すれば、途中の計算が合っています。

先端の速さを棒全体に当てる。 を落とすことになります。
毎分の回転数を角速度としてそのまま使う。
長さを 1 乗のまま扱う。2 乗です。
掃く面積を半円としてしまう。1 回転で円 1 個ぶんです。
トルクの式で を落とす。起電力と同じ係数が付きます。

の磁場の中で、長さ の棒を角速度 で回します。起電力はどれですか。

__RESULT__

です。 を落とした値、 は長さを 1 乗のまま扱った値になります。

速さが場所ごとに違うなら、平均をとる。直線的に変わる量なので、平均は先端の半分で済みます。

参考

Motional Emf. University Physics Volume 2, OpenStax.
Faraday's Law. University Physics Volume 2, OpenStax.
*Versuch E08: Das Faradaysche Induktionsgesetz*. Physikalisches Grundpraktikum, Universität Greifswald.
$0.20\ \mathrm{T}$ の磁場で $0.50\ \mathrm{m}$ の棒を毎分 $300$ 回転させると $0.79\ \mathrm{V}$。先端の速さで計算すると倍の $1.57\ \mathrm{V}$ になってしまいます。軸の上は止まっていて先端がいちばん速く、速さが距離に比例するので平均は半分。$\varepsilon = \frac{1}{2}B\omega L^2$ の係数はここから出ます。1 回転で掃く面積から解いても同じ式に着き、$\pi$ が約分で消える。回すのに要るトルクにも同じ $\frac{1}{2}L^2$ が現れ、その仕事率と $I^2R$ が一致すること、円板でも式が変わらないことまで。