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オメガの 100 乗はどう出すか|1 の 3 乗根 ω で指数を折りたたむ

です。 を で割った余りが なので、指数がそこまで落ちます。

は の 乗根のうち、実数でないほうを指します[1]。

この数には と という 2 本の関係があり、計算はほぼこの 2 本で片づきます[3]。

指数は 3 で割った余りだけ見る

なので、 を 3 回掛けるたびに に戻ります。指数は 3 周期でくり返す。

を出すには、 を で割った余りを見れば足ります。 なので 。

で割った余りは、各位の数を足してから調べても出ます。 なら 、 の余りが なので です。

canvas: 式は呼び出しにそのまま書いてください。この引数は焼けません -> drawMath(… cycleName[index] …)

もう 1 本の関係で次数を下げる

は、 の右側の因数から出ます[4]。 なので、 はこの 2 次式の解になる。

この式を移項すると、次数を下げる道具になります。

や が出たら、 の 1 つの累乗にまとめてしまう。この置きかえが計算をいちばん短くします。

(余り )

例:

に置きかえます。

は で割り切れるので 。展開せずに が出ました。

なので、途中の符号も消えます。偶数乗のときは符号を気にせず済む。

例:

を入れます。

3 乗すると です。

を先に思い出しておくと、 から とも出せます。

例:

そのまま展開します。

なので、 になります。

きれいに整数へ落ちました。 を含む積が実数になるのは、 と が共役どうしだからです[2]。

と が共役どうしなのは、絶対値が で偏角が だからです。

。対で使うと虚部が消える。

例:

の余りが 、 の余りが です。 になります。

です。大きな指数でも、余りを 2 つ出せば終わります。

例:

3 個ずつまとめると、それぞれが で消えます。項数 を で割った余りだけが残る。

余りが なら和は 、 なら 、 なら です。

なら項数は 、余りが なので和は になります。

canvas: 式は呼び出しにそのまま書いてください。この引数は焼けません -> drawMath(… foldName[index % 3] …)

例:3 次の因数分解に使う

は、 を使うと 1 次式 3 つの積に分かれます。

、、 で確かめます。左辺は 。

右辺は です。、 を入れると になります。

実数の範囲では までしか割れません。 を許すと 1 次まで割り切れる。

例:2 次方程式の解として現れる

を解の公式で解きます。

この 2 つが と です[1]。 をどちらに決めても、残りが自動的に になります。

の定義を覚えるより、 の解と覚えておくほうが使いやすい。関係式がそのまま手に入ります。

の値はどれですか。

__RESULT__

なので 、 なので です。合わせると になります。 は指数をすべて の倍数だと見たときの値、 は最後の を足し忘れた値です。

よくある誤り

指数を で割った商のほうを使う。要るのは余りです。
と覚える。正しくは です。
を の共役でないと考える。 になります。
和の項数と指数の最大値をとり違える。 までなら項数は です。
を の 乗根すべてだと考える。 は含めず、虚数のほうを指します。

で指数を折りたたみ、 で次数を下げる。この 2 本だけで、 の計算はほぼ暗算に落ちます。

参考文献

Root of unity - Wikipedia
Einheitswurzel - Wikipedia
单位根 - 维基百科
Racine de l'unité - Wikipédia
$\omega^3 = 1$ なので指数は 3 周期でくり返し、$100$ を $3$ で割った余り $1$ から $\omega^{100} = \omega$ とすぐ出ます。もう 1 本の $\omega^2+\omega+1 = 0$ は次数を下げる道具で、$1+\omega = -\omega^2$、$1+\omega^2 = -\omega$ と置きかえると式が一気に短くなる。$(1+\omega)^6$、$(1-\omega+\omega^2)^3$、$(1-\omega)(1-\omega^2)$ を展開せずに片づけ、$\omega^{100}+\omega^{200}$ や項数の余りで決まる等比和も追いました。$a^3+b^3+c^3-3abc$ が 1 次式 3 つに割れるのも同じ関係式から。