3つの解を全部そこへ収めるには?3次方程式と範囲の条件
の 3 つの解が全部 に入るのは、 のときです。
解が 3 個あることと、その 3 個が指定の範囲に収まることは別の条件。両方を同時に満たす を探します[1]。
見るのは 4 つの数だけです。極大値、極小値、そして区間の両端での値。
4 つの数を先に出す
の導関数は です。
極大値は 、極小値は 。
区間の端では 、 です。
| 場所 | 値 | |
|---|---|---|
| 左端 | ||
| 極大 | ||
| 極小 | ||
| 右端 |
この 4 つで、区間の中の形が決まります。左端の から上がって 、下がって 、また上がって 。
3 個あるための条件
解が 3 個になるのは、水平線 が極小値と極大値のあいだにあるときです。
これは範囲の指定を無視した、全体での条件になります。
全部を範囲に入れる条件
いちばん左の解が より右にあり、いちばん右の解が より左にあればよい。
左の解は の増加する部分にあります。この部分で は より左では 未満です。
だから解が より右にある条件は 。
右の解は の増加する部分。 より右では が を超えるので、条件は です。
解が 3 個ある条件を書く
左端と右端での値を使って両側から絞る
共通部分をとる
3 つを合わせると かつ かつ 。共通部分は です。
を上下させると、解が範囲から出たり入ったりします。3 つとも緑になるのが のあいだ。
例:ちょうど 2 個にする
同じ関数で、 にちょうど 2 個の解をもつ を求めます。右端を に変えました。
です。区間の中の形は、 から へ上がり、 へ下がり、 へ上がる。
3 つの区間に分けて、それぞれで解が 1 個できる条件を書きます。
合計が 2 個になるのは、上り 2 つのうち片方だけが効くときです。
なら最初の上りと下りで 2 個。 なら下りと最後の上りで 2 個。
答えは または 。離れた 2 つの範囲になりました。
答えが 1 つのつながった範囲になるとは限りません。離れた区間が並ぶこともある。
上りと下りを別々に数えるので、条件が別々の場所で満たされる。

例:正の解と負の解に分ける
の解を、符号で分けて数えます。 が目印です。
解が 3 個ある で考えます。左端の解は にあるので、いつでも負です。
真ん中の解は にあり、この区間で は減っています。 なので、 なら解は正、 なら負。
右端の解は にあるので、いつでも正です。
正の解が 2 個、負の解が 1 個
正の解が 1 個、負の解が 2 個
なら真ん中の解がちょうど 。正が 1 個、負が 1 個、残り 1 個は です。
すべてを範囲に入れられない場合もある
範囲を にして、3 つの解を全部入れられるか考えます。
左からの条件は 、右からの条件は です。
と を同時に満たす はありません。この範囲に 3 つ全部を入れることはできない。
範囲が狭すぎると、こういう結論になります。条件の共通部分が空になったら、そこで答えなしと判断します。
の 3 つの解がすべて を満たすような は存在しますか。
- 存在しない
数え方も確かめます。
が にちょうど 2 個の解をもつ の範囲はどれですか。
では 3 個とも範囲に入ります。 が 以下になると、いちばん左の解が より左へ出て 2 個に減る。 では残る 2 個が で重なり、1 個になります。
範囲の端での値を計算する。それを極値と並べて、水平線の高さがどこにあるかで数える。手順は個数を数えるときと同じです。


















いちばん左の解は x<−1 の部分にあるので、いつでも負です。3 個ある限り、負の解が必ず 1 個は残ります。