4 点か 2 点か 0 点か - 円と二次曲線の共有点の個数
円 と楕円 の共有点は、 の値で 個にも 個にも 個にもなります。
直線との共有点なら 個までですが、曲線どうしだと 個まで増える。数えるときは、 乗の値が正かどうかを見ます。
連立して 2 乗にそろえる
楕円の式から として、円の式に代入します。
でまとめると 。整理して次の形になります。
のほうは から出しました。どちらも だけの式です。
以上という条件が効く
から 、 から 。両方いるので 。
この範囲の外では、実数の解がありません。共有点は 個です。
範囲の中では、 が の 2 通り、 も の 2 通り。組み合わせて 個になります。
端では片方が になります。 なら で、点は の 2 個。 なら で の 2 個です。
共有点の個数が決まるのは、 と がどちらも 以上になるかを見るところです。
乗の値が正なら符号 2 通り、 なら 1 通り、負なら解なし。掛け合わせた数が個数になります。
図で言いかえる
のとき、円は楕円の内側にすっぽり入っています。触れるところがない。
で短軸の端に届き、内側から接する。 では円が楕円の外へはみ出す部分ができ、 点で交わります。
では長軸の端に届いて、今度は外側から接する形。 では円が楕円を完全に囲みます。
| 半径 | 位置関係 | 共有点 |
|---|---|---|
| 円が楕円の内側 | 個 | |
| 短軸の端で接する | 個 | |
| たがいにはみ出す | 個 | |
| 長軸の端で接する | 個 | |
| 円が楕円を囲む | 個 |
境目はいつも と
一般の楕円 ()で同じ計算をします。
乗が 以上になる条件は 。境目は短半径と長半径そのものです。
図で考えれば当たり前のこと。円が楕円に内側から触れるのは短軸の端、外側から触れるのは長軸の端しかありません。
例:、 で数える
と円をとります。境目は と 。
を入れてみます。 で、 の範囲の中。
、。どちらも正なので 個です。
交点は 。円に代入すると で合っています。
円と放物線では奇数も出る
放物線 と、円 を考えます。 を代入する。
の 2 次方程式になりました。ここで という条件が付きます。
の解 1 つにつき で 2 点。 の解なら原点の 1 点だけです。
だから共有点が奇数個になることがある。楕円や双曲線では起こらない、放物線ならではの形です。
例:3 点で交わる円
、 とします。円は で、原点を通る。
代入すると で と 。
からは原点の 1 点。 からは の 2 点。合わせて 3 点です。
を にすると で判別式が 。実数解がなく、共有点は 個になります。

円と双曲線には上限がない
双曲線 と円 で同じ計算をします。
を代入して整理すると 。
のほうは で、 がどんな値でも正です。条件が付くのは の側だけ。
で 個、 で頂点 の 個、 ならいつでも 個。双曲線は無限に伸びるので、大きな円とも必ず交わります[2]。
に上と下の境目がある。大きすぎても交わらない
下の境目だけ。 を大きくすれば必ず 点で交わる
手順のまとめ
やることは 4 つです。一方の式から か を消し、残った文字の 乗について解く。
そのあと 以上という条件を課し、最後に符号の組み合わせで点の個数を数えます。
判別式だけを見て終わりにすると、 乗が負になる場合を拾ってしまう。範囲の確認が必ず要ります[1]。
つまずきやすいところ
と の両方に条件を出すのを忘れると、片側だけの範囲で答えてしまいます。今回なら だけ見て を落とす形です。
放物線では の条件を落としやすい。負の解を数えると、点の数が多く出ます。
次方程式の解の個数と共有点の個数は別ものです。解 1 つから点が 2 つ出るので、途中で読みかえる必要があります[3]。
と の共有点は何個ですか。
- 個
- 個
- 個
放物線の側も確かめます。
放物線 と円が共有点を 個持つのは、どんなときですか。
- についての解の 1 つが になるとき
- についての解が つあるとき
- 判別式が になるとき
からは原点の 1 点だけが出るので、合計が奇数になります。 の 次方程式の解は多くても つです。
乗の値を出し、 以上かどうかを見て、符号の組み合わせを数える。曲線どうしの共有点は、この順で数えればとりこぼしません[4]。














2<6<3 なので範囲の中です。y2=54×3、x2=59×2 でどちらも正になり、4 個です。