千葉大学理系 2026 年・第 5 問

正の整数 に対して,関数 を, とおく。以下では, であることは証明せずに用いてよい。

(1) とする。 の範囲において,関数 の最大値,およびそのグラフのすべての変曲点の 座標を求めよ。

(2) 正の実数 に対して, とおくとき,数列 の漸化式を求めよ。

(3) (2)の と書くとき,極限 を求めよ。

の符号から最大値を求める

積の微分で となり、 でくくると次の形になる。

では なので、符号は で決まります。 で増加し、 で減少するから、最大値は のときの です。

図は のグラフを順に描いたもの。どの でも山の頂上は の位置にある。

次式の部分が変曲点を決める

をもう一度微分すると、 の微分とかっこの中の微分の つの項が現れます。整理すると次の式になる。

でくくると、かっこの中は 次式です。

では で、 のときも だから正。 の解は で、 はこの か所で符号を変えます。

では なので となり、小さいほうの も正の範囲に含まれる。変曲点の 座標は です。図の黄色の部分が上に凸、その両側が下に凸で、境目の 点が変曲点にあたる。

部分積分で で表す

で、 の導関数とみて部分積分します。

かっこの値は です。右の積分は そのものだから、次の漸化式が成り立つ。

はじめの項 も同じ部分積分で計算でき、 となる。まとめると で、これと上の式で数列 が決まります。

図の塗った部分の面積が で、 を動かすと右端の位置が変わる。

に近づく

問題文にある から、 のとき です。 でもあるため、 に近づく。

に収束するなら、漸化式の右辺の極限は で、 に収束します。 から数学的帰納法で順に進むと となり、一般に次の値になる。

図は のグラフで、 を大きくすると高さ の破線に近づいていきます。

東京大学・理系
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2003
京都大学・理系
2026
2025
2024
大阪大学・理系
2026
2025
名古屋大学・理系
2026
2025
東北大学・理系
2026
一橋大学
2026
2025
2024
千葉大学・理系
2026