複素数 を考える。ただし, は虚数単位である。以下では が無理数であることは証明せずに用いてよい。
(1) 整数 に対して, を求めよ。
(2) となるような整数の組 をすべて求めよ。
(3) 複素数 で, かつある整数 ,,, により, と表されるものをすべて求めよ。
だから、 です。ド・モアブルの定理は負の整数でも成り立ち、どの整数 でも次の式になる。
なので、 は を で割った余りで決まります。 だから、余りが 以上のときは 小さい余りの値の符号を変えたものになる。 を整数として、次の 通り。
図のように、 をかけるたびに単位円の上を ずつ回り、 回で に戻ります。
で、絶対値の 乗は実部と虚部の 乗の和です。
これが に等しいとき、 なら と書け、右辺は有理数なので が無理数であることに反する。したがって で、残る条件は です。
、 のどちらかが で、もう一方は 。求める組は 、、、 の つで、 はそれぞれ 、、、 になる。
図の点は 、 を 、、 にとった 通りの です。単位円に乗るのは明るい 点だけで、 と は内側、 と は外側にある。
だから、 以上の整数 と に対して です。 の各項をこの形に直し、 ごとに係数を集めると、整数 、、、 を使って次のように書ける。
逆に、どの整数 、、、 も、、 とおけば問題の形で表せます。調べる は、この形の数全体と同じもの。
、 を代入すると、 の実部は 、虚部は になる。
実部と虚部の 乗を足します。 だから、 を含まない部分は つの 乗の和にまとまる。
は整数です。(2) と同じく、 で なら が有理数になるため で、 が残る。
つの 乗の和が になるのは、 つだけが で残りが のときです。 の各項はどれも をかけた形になり、 も成り立つ。 は 、、、 の つです。
だから、これらは (1) で求めた値と同じもの。 は 、ほかの係数を とすれば表せるため、答えは次の つになる。
図の暗い点は、 から を 、、 に限ったときの です。 では となって に近いものの、 が残るため単位円には乗らない。