千葉大学理系 2026 年・第 7 問

複素数 を考える。ただし, は虚数単位である。以下では が無理数であることは証明せずに用いてよい。

(1) 整数 に対して, を求めよ。

(2) となるような整数の組 をすべて求めよ。

(3) 複素数 で, かつある整数 により, と表されるものをすべて求めよ。

で割った余りで決まる

だから、 です。ド・モアブルの定理は負の整数でも成り立ち、どの整数 でも次の式になる。

なので、 で割った余りで決まります。 だから、余りが 以上のときは 小さい余りの値の符号を変えたものになる。 を整数として、次の 通り。

図のように、 をかけるたびに単位円の上を ずつ回り、 回で に戻ります。

に残る の項

で、絶対値の 乗は実部と虚部の 乗の和です。

これが に等しいとき、 なら と書け、右辺は有理数なので が無理数であることに反する。したがって で、残る条件は です。

のどちらかが で、もう一方は 。求める組は つで、 はそれぞれ になる。

図の点は にとった 通りの です。単位円に乗るのは明るい 点だけで、 は内側、 は外側にある。

を使って つの項にまとめる

だから、 以上の整数 に対して です。 の各項をこの形に直し、 ごとに係数を集めると、整数 を使って次のように書ける。

逆に、どの整数 も、 とおけば問題の形で表せます。調べる は、この形の数全体と同じもの。

を代入すると、 の実部は 、虚部は になる。

の係数が になる条件

実部と虚部の 乗を足します。 だから、 を含まない部分は つの 乗の和にまとまる。

は整数です。(2) と同じく、 なら が有理数になるため で、 が残る。

つの 乗の和が になるのは、 つだけが で残りが のときです。 の各項はどれも をかけた形になり、 も成り立つ。 つです。

だから、これらは (1) で求めた値と同じもの。、ほかの係数を とすれば表せるため、答えは次の つになる。

図の暗い点は、 から に限ったときの です。 では となって に近いものの、 が残るため単位円には乗らない。

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