京都大学理系 2024 年・第 1 問

個の異なる色を用意する。立方体の各面にいずれかの色を塗る。各面にどの色を塗るかは同様に確からしいとする。辺を共有するどの二つの面にも異なる色が塗られる確率を とする。次の問いに答えよ。

(1) を求めよ。

(2) を求めよ。

辺を共有しないのは向かい合う 2 面だけ

立方体の面は つです。どの面も つの面と辺を共有し、向かい合う 面とだけ共有しません。

そこで 面を、向かい合う 面ずつ 組に分けます。組をまたいだ 面はかならず辺を共有し、同じ組の 面はけっして共有しません。

つまり条件は「 組のあいだで色が つも重ならない」ことと同じです。同じ組の中は、同じ色でも違う色でもかまいません。

数えるのは立方体の塗り方ではなく、 組への色の配り方になりました。

色では 色使う組が つまで

色を使う組は、それだけで 色を占めます。組どうしで色が重ならないので、 色使う組が 組あれば、全部で 色を使うことになります。

色は 色しかないので 、つまり です。

のときはどの組も 色で、 組へ異なる色を配るので 通りです。

のときは 色使う組の選び方が 通り、色の置き方が 通りで、合わせて 通りです。

足すと 通り。塗り方は全部で 通りですから、 です。

同じ数え方を でやる

色使う組が 組のとき、使う色は 色で、どれも異なります。置く場所は決まっているので、色の置き方は 通りです。

組の選び方 を掛けて を足すと、 でくくれます。

残った角括弧の中は とおくと です。

を戻すと となり、 です。 を入れると で、さきほどと合います。

極限は

分子は 次式で、最高次の係数は です。分母も ですから、比は へ近づきます。

式を出さずに済ませることもできます。 面すべてを異なる色で塗れば条件は自動的に満たされるので、 です。

右辺は で、 に近づきます。

と合わせ、はさみうちの原理から です。色が増えれば隣が同じ色になるほうが珍しくなる、という当たり前のことを式が言っています。

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