個の異なる色を用意する。立方体の各面にいずれかの色を塗る。各面にどの色を塗るかは同様に確からしいとする。辺を共有するどの二つの面にも異なる色が塗られる確率を とする。次の問いに答えよ。
(1) を求めよ。
(2) を求めよ。
立方体の面は つです。どの面も つの面と辺を共有し、向かい合う 面とだけ共有しません。
そこで 面を、向かい合う 面ずつ 組に分けます。組をまたいだ 面はかならず辺を共有し、同じ組の 面はけっして共有しません。
つまり条件は「 組のあいだで色が つも重ならない」ことと同じです。同じ組の中は、同じ色でも違う色でもかまいません。
数えるのは立方体の塗り方ではなく、 組への色の配り方になりました。
色を使う組は、それだけで 色を占めます。組どうしで色が重ならないので、 色使う組が 組あれば、全部で 色を使うことになります。
色は 色しかないので 、つまり は か です。
のときはどの組も 色で、 組へ異なる色を配るので 通りです。
のときは 色使う組の選び方が 通り、色の置き方が 通りで、合わせて 通りです。
足すと 通り。塗り方は全部で 通りですから、 です。
色使う組が 組のとき、使う色は 色で、どれも異なります。置く場所は決まっているので、色の置き方は 通りです。
組の選び方 を掛けて を足すと、 でくくれます。
残った角括弧の中は とおくと です。
を戻すと となり、 です。 を入れると で、さきほどと合います。
分子は の 次式で、最高次の係数は です。分母も ですから、比は へ近づきます。
式を出さずに済ませることもできます。 面すべてを異なる色で塗れば条件は自動的に満たされるので、 です。
右辺は で、 で に近づきます。
と合わせ、はさみうちの原理から です。色が増えれば隣が同じ色になるほうが珍しくなる、という当たり前のことを式が言っています。