次の各問いに答えよ。
(1) は虚数単位とする。複素数 が,絶対値が である複素数全体を動くとき, の最大値と最小値を求めよ。
(2) 次の定積分の値を求めよ。
(i)
(ii)
から です。両辺を で割ると で、 と書きかえられます。
とおくと となる。、 だから、 の偏角は です。
は、原点を中心とする半径 の円の上で、偏角 の位置にある。 が左回りに進むと、 は右回りに進みます。
とおきます。 は、複素数平面の 点 と を結ぶ線分の長さです。
原点から までは 、原点から までは で、原点とこの 点を結ぶと は残りの 辺になる。三角形の 辺はほかの 辺の差以上、和以下だから、 です。
等号が成り立つのは、 点が一直線に並ぶときに限ります。そうなる があれば、 と がそのまま最小値と最大値になる。
点が原点から同じ向きにあるとき、距離は です。偏角をそろえる から で、 のときにあたる。
逆向きになるのは、偏角の差 が のときです。、 で、距離は になります。
余弦定理で計算しても同じ値に決まる。 点を見込む角は で、 です。 が と のときの と から、最小値 、最大値 となる。
分子の つの項を、分母の で つずつ割ります。 です。 から となる。
被積分関数は の 項に分かれます。前の 項は、、、 をそれぞれ微分した形です。
から まで積分すると、前の 項は 、、 になる。最後の項は とおくと、 と が打ち消し合い、 です。
を整理して、値は となります。
半角の公式から 、 です。割ると が消えて、根号の中は になる。
のとき は から までを動き、 です。根号を外すと がそのまま残ります。
だから、原始関数は です。 では 、 では を入れて、値は となる。