大阪大学理系 2025 年・第 1 問

平面上の三角形 を考える。 は鋭角,, とする。また,点 から直線 に下ろした垂線と直線 の交点を とし, とする。線分 に内分する点を , 点 から直線 に下ろした垂線と直線 との交点を とする。

(1) 内積 を用いて表せ。

(2) 線分 の長さを を用いて表せ。

(3) 線分 の中点を とする。点 が線分 上にあるとき, のとりうる値の範囲を求めよ。

が角を決めている

から直線 へ下ろした垂線の足ですから、 の向きへ映した長さです。 で、これが ですから です。

これは正で、 が鋭角だという条件とも合います。大事なのは、この角が に関係なく決まってしまうことです。動くのは の遠さだけで、三角形の開き具合は変わりません。

内積は です。

と見ても同じです。映した長さと相手の長さを掛けたものが内積、という定義そのものになっています。

の何倍かで置く

に内分する点ですから です。内分の比が なので、遠いほうの に重みが つきます。

は直線 の上にあるので とおけます。条件は 、つまり です。

展開すると です。(1) の を入れて となります。

ですから、 です。 は正なので と同じ側にあります。

へ向かって減っていく

と書き直すと、動きが読めます。 が大きくなるほど は小さくなり、 に近づきます。

に近づけると に近づきます。 が原点のそばにあるとき、 はずっと遠くにいるということです。

いっぽう の中点なので までは です。こちらは とともに大きくなります。

が線分 の上にあるとは、 ということです。減っていく と、増えていく 本にはさまれる を探します。

つの 次不等式

右の側は です。 なので払って 、つまり となります。

の解は で、正のほうは です。 では が答えになります。

左の側は です。 を掛けて 、つまり となります。解は で、正のほうまでが範囲です。

合わせて です。およそ で、 と同じくらいの長さのときだけ、 が後ろ半分に収まります。

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