座標空間内の点 をとる。 平面上の点 が次の条件 (i), (ii), (iii) をすべて満たすとする。
(i) は 原点 と異なる。
(ii)
(iii)
がとりうる範囲を 平面上に図示せよ。
は 平面の点なので と書けます。 とおくと、これが の長さです。
角は内積で測ります。 から へのベクトルは成分 、長さ です。 から へのベクトルは ですから、内積は になります。
(ii) は ということです。 は から で減るので、角の大小と不等号の向きが入れかわります。
整理すると です。左辺が 以上でなければならないので で、両辺を 2 乗して 、つまり となります。
こんどは点 を頂点とする角です。 から へのベクトルは 、 から へのベクトルは で、内積は です。
の長さを と書くと、(iii) は ということです。
(ii) から なので左辺の分子は正です。2 乗して を整理すると、 となります。
平方完成して 、つまり です。中心 、横の半径 、縦の半径 の楕円の内側でした。
答えは と の共通部分です。境界がどこで交わるかを見ます。
を楕円の式へ入れると 、つまり 。 ですから か です。
の側で使えるのは 、つまり点 です。左右対称なので 側では点 になります。
つまり原点から出た 2 本の境界線は、ちょうど で楕円に出会います。答えの形は、この 2 点と楕円の上側の弧で囲まれた木の葉のような領域です。
最後に (i) です。 が原点だと そのものが決まらないので、(i) はそれを断っています。
原点は も楕円の内側も満たしてしまうので、ここだけを抜きます。図では白い点で示しました。
まとめると、答えは かつ を満たす点の集合から、原点を除いたものです。境界は含みます。
2 本の直線が角を作り、その角を楕円が切り取っている、と読むと形が覚えやすいと思います。