(1) 正の整数 に対し, とおく。次の不等式が成り立つことを示せ。
(2) 正の整数 に対し, とおく。極限 を求めよ。
のグラフです。 が の倍数になるところで になるので,山の切れ目は に来ます。
はその 番目の山 つ分の面積です。 が大きくなるほど の進みが速いので,山は右へ行くほど細くなります。
高さはどの山も のままですから,面積が減るのは幅が詰まるからです。示したい は,その詰まり方を上と下から押さえたものです。
幅を直に測るのは面倒です。 とおいて山の幅をそろえ,代わりに高さのほうを押さえます。
とおくと , です。積分の端は が へ, が へ移ります。
これで となります。幅は でどの でも同じになり, が効くのは のほうだけです。
では が単調に減るので, です。これを両端の定数に取りかえます。
残るのは で, は周期 ですから,どの でも です。 が の と約されて,(1) の不等式が出ます。
の積分の端は と です。山の切れ目でいうと の始まりから の始まりまでなので,ちょうど 本の山がそこに並びます。
つまり です。 を つずつ求めることはできませんが,(1) が 本ずつを押さえてくれます。
について (1) を足し合わせると, となります。
両側とも 個の和で,項の形は同じです。ずれているのは足し始めの つだけですから,同じ値へ近づくことが見込めます。
右辺で とおきます。 と, だけの式になります。
が短冊の幅, が高さです。区分求積で へ近づきます。
です。左辺は足し始めが になるだけで,短冊 本の違いは で消え,同じ値へ近づきます。
はさみうちの原理から です。 にあたります。