東北大学理系 2026 年・第 4 問

座標平面において, 座標も 座標も整数である点全体の集合上を移動する点 がある。時刻 に点 は原点 にある。 以上の整数 に対し,時刻 に点 が点 にあるとき,時刻 での点 の位置は のいずれかであり,また,どの位置にある確率も である。

以下の問いに答えよ。

(1) 時刻 に点 が点 にある確率を求めよ。

(2) 時刻 に点 が双曲線 上にある確率を求めよ。

(3) 時刻 に点 が双曲線 上にあるとき,時刻 ,時刻 ,時刻 のいずれかに点 が点 にある条件付き確率を求めよ。

回で行く移動の数

回の移動のうち、右・左・上・下が 回、 回、 回、 回だったとします。 に着くのは のときで、回数の合計は だから になる。

なら右 回・上 回・下 回で、並べ方は 通り。

なら右 回と左・上・下 回ずつで 通り、 なら右 回・左 回で 通りある。

合わせて 通りです。 回の移動は全部で 通りあり、どれも同じ確率で起こるため、確率は

双曲線上の格子点と、そこへ行く移動の数

で、 は差が だから偶奇がそろいます。積の が偶数なので つとも偶数で、組は と、その両方の符号を変えたもの。

ここから双曲線上の格子点は 点に決まる。

までは縦横あわせて 歩だから、 回とも右か上に進むほかなく、右 回・上 回の並べ方で 通り。

対称性から 点はどれも 通り、 と同じ 通りです。

合わせて 通りで、確率は になる。

にいられるのは時刻 だけ

回の移動で だけ増えるか減るため、 の点にいられるのは偶数の時刻に限られる。 へは少なくとも 回かかり、時刻 から のうちでそこにいられるのは時刻 だけです。

時刻 にいる移動は、右 回・上 回の並べ方で 通り。

残りの 回で双曲線上に着くのは、下・下で へ行く 通りと、右と上を 回ずつで へ行く 通りだけ。ほかの 点は から 歩より遠い。

条件を満たす移動は 通り。どの移動も同じ確率で起こるため、条件付き確率は通り数の比になり、 です。

検算: 回した座標で数え直す

とおくと、右・左・上・下の移動で はそれぞれ だけ変わります。

の組み合わせ 通りが、 通りの移動にちょうど つずつ対応する。 回の移動を数えることは、 の増減の並びと の増減の並びを別々に数えることと同じです。

で、どちらも 回、 回。並べ方は 通りずつあり、 が場合分けで数えた値と一致する。

で、 回とも 回。 通りで、こちらも一致します。

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