広義積分

広義積分は、積分区間が無限であったり被積分関数が発散する点をもつ場合に、積分の概念を拡張したものです。

無限区間での広義積分

で連続とします。広義積分

で定義します。この極限が有限値として存在するとき、広義積分は収束するといいます。

同様に と定義します。

については、ある点 で分割して

とし、両方が収束するとき全体が収束すると定めます。

例:

のとき

よって収束します。

のとき、 となり発散します。

非有界関数の広義積分

で連続だが で発散する場合、

と定義します。

例:

のとき

よって収束します。

のとき発散します。

収束判定法

広義積分の収束判定には、比較判定法がよく使われます。

かつ が収束 も収束

かつ が発散 も発散

絶対収束と条件収束

が収束するとき、 は絶対収束するといいます。絶対収束すれば収束します。

が収束するが が発散するとき、条件収束するといいます。

例として は条件収束します。

ガウス積分

重要な広義積分として

があります。確率論や統計学で正規分布を扱う際に現れます。

ガンマ関数

広義積分を使って定義される重要な関数にガンマ関数があります。

が非負整数のとき)を満たし、階乗の実数への拡張を与えます。