円と直線の交点

半径 55、中心が原点の円 x2+y2=25x^2 + y^2 = 25 に、直線が何回交わるかを考えます。交わり方は、22 点で交わる・11 点で接する・交わらない、の 33 通りです。

22 つの見分け方

見分ける方法は 22 つあります。11 つは、直線の式を円の式に代入して、出てくる方程式の実数解の個数を数える方法です。もう 11 つは、中心から直線までの距離半径をくらべる方法です。どちらでも同じ結論になります。

33 本の横線で比べる

グラフには横の直線を 33 本引いています。

直線代入した式実数解中心からの距離共有点
y=3y = 3x2=16x^2 = 16x=4,4x = 4, -43322
y=5y = 5x2=0x^2 = 0x=0x = 05511 点(接する)
y=7y = 7x2=24x^2 = -24なし77なし

y=3y = 3 では交点が (4,3)(4, 3)(4,3)(-4, 3)22 点です。中心 (0,0)(0, 0) から直線までの距離は 33 で、半径 55 より小さいので、直線は円をつらぬきます。

y=5y = 5 では x2=0x^2 = 0 となり、答えは x=0x = 011 つだけです。22 つの交点がちょうど 11 点に重なった状態で、これを直線が円に接するといい、その点 (0,5)(0, 5) が接点です。中心からの距離は 55 で、半径とちょうど等しくなっています。

y=7y = 7 では x2=24x^2 = -24 となり、22 乗して負になる実数はないので実数解がありません。中心からの距離は 77 で、半径 55 より大きく、直線は円から離れています。

直線を動かす

横の直線を下から上へ動かすと、この 33 つのようすが順に現れます。円の中を通っているうちは 22 点で交わり、上へ動かすと 22 つの交点がだんだん近づき、円の縁でちょうど 11 点に重なった瞬間が接する状態、さらに動かすと円から離れて交わらなくなります。中心から直線までの距離がだんだん大きくなり、半径 55 をこえると交点が消える、と見ることもできます。

距離による判定

まとめると、中心から直線までの距離を dd、半径を rr として次のようになります。

距離と半径共有点方程式の解
d<rd < r22 点で交わる異なる 22 実数解
d=rd = r11 点で接する重解
d>rd > r交わらない実数解なし

斜めの直線でも同じです。dd は点と直線の距離の公式で求められるので、方程式を解かずに交わり方だけを先に知ることができます。グラフ上の大きな点が、交点と接点の位置です。