半径 、中心が原点の円 に、直線が何回交わるかを考えます。交わり方は、 点で交わる・ 点で接する・交わらない、の 通りです。
見分ける方法は つあります。 つは、直線の式を円の式に代入して、出てくる方程式の実数解の個数を数える方法です。もう つは、中心から直線までの距離と半径をくらべる方法です。どちらでも同じ結論になります。
グラフには横の直線を 本引いています。
| 直線 | 代入した式 | 実数解 | 中心からの距離 | 共有点 |
|---|---|---|---|---|
| 点 | ||||
| 点(接する) | ||||
| なし | なし |
では交点が と の 点です。中心 から直線までの距離は で、半径 より小さいので、直線は円をつらぬきます。
では となり、答えは の つだけです。 つの交点がちょうど 点に重なった状態で、これを直線が円に接するといい、その点 が接点です。中心からの距離は で、半径とちょうど等しくなっています。
では となり、 乗して負になる実数はないので実数解がありません。中心からの距離は で、半径 より大きく、直線は円から離れています。
横の直線を下から上へ動かすと、この つのようすが順に現れます。円の中を通っているうちは 点で交わり、上へ動かすと つの交点がだんだん近づき、円の縁でちょうど 点に重なった瞬間が接する状態、さらに動かすと円から離れて交わらなくなります。中心から直線までの距離がだんだん大きくなり、半径 をこえると交点が消える、と見ることもできます。
まとめると、中心から直線までの距離を 、半径を として次のようになります。
| 距離と半径 | 共有点 | 方程式の解 |
|---|---|---|
| 点で交わる | 異なる 実数解 | |
| 点で接する | 重解 | |
| 交わらない | 実数解なし |
斜めの直線でも同じです。 は点と直線の距離の公式で求められるので、方程式を解かずに交わり方だけを先に知ることができます。グラフ上の大きな点が、交点と接点の位置です。